ビットコイン(BTC)市況
ビットコイン(BTC)は、風向きに変化の兆しが見受けられるも、直近の軟調相場から先行き不安は拭えずにいる。そんな中、仮想通貨ステラ(XLM)に大型サプライズが飛び出し、一時前日比20%高と急騰した。

仮想通貨市況

国内大手取引所のコインチェックが上場を発表した仮想通貨ステラ(XLM)に、総供給量の50%をバーン(焼却)するとの大型ファンダで同銘柄が前日比一時20%高と急騰。ステラ開発財団(SDF)が5日発表した。550億トークンを市場供給数から消滅させる。

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マネーフローを確認すると、引き続き中国マネーの流入量が多い。

習近平国家主席のブロックチェーン推進発言により、巨額投資需要を背景に国策銘柄と化したブロックチェーン関連企業株への物色が盛んで、先月末よりテクノロジー関連株が高騰傾向にある。仮想通貨の取引やICOを全面禁止している中国だが、米国との貿易戦争及び軍拡競争などを背景に、イノベーション推進には余念がない。

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米中通商交渉の激化と人民元安の進行により、少なからずビットコイン(BTC)など仮想通貨市場にも影響を及ぼしてきたが、米国がリブラ規制などで二の足を踏む中、中国のデジタル通貨(Digital Currency Electronic Payment、DCEP)関連でも国債市場の関心が高まりつつある。

ビットコイン(BTC)市況

しばらく売り優勢にあったビットコイン(BTC)だったが、反転。前日比3.31%高の102.5万円まで回復した。

先週末時点では、Deribitのフラッシュクラッシュに加え、BitMEXで顧客のメールアドレスが大量漏洩したことも相場の重しとなっていた。 しかし、懸念されていた短期ディセンディングトライアングル下抜けを否定し、下値を切り上げるなど風向きに変化の兆しも見受けられる。

今朝がた約300ドル急騰したが、1D100MA(100日移動平均線)付近の9,600ドル地点で反落。上ヒゲを付けるも、1D200AMAに加え4h雲+日足雲上で大きめの陽線を確定させた。現在は9,500ドル付近にあり、このまま9,000ドルまでのレンジ相場が続くのか、鬼門の10,000ドルを突破できるかが注目される。

依然として先行き不透明感も根強く、9,000ドルを底割れた場合は、一気に悲観論に傾倒する可能性が高いか。

XRP

また、SWELLを控えたリップル(XRP)の値動きにも注目される。

米リップル社主催の国際カンファレンス「SWELL2019」が、世界有数の技術および金融センターの1つであるシンガポールで、11月7日、8日にかけて開催される。

昨年は、SWELL2018開催の約1ヶ月前から思惑上げが先行した結果、事実売り(セルザファクト)で乱高下した経緯があるが、他のアルトコイン同様、軟調なビットコイン(BTC)に引きずられる形で、今のところ独歩高のような展開は見られない。

2018年チャート

ここ1年間のアルト市場に逆風の吹く相場環境により、無風で終わる可能性も視野に過信しすぎない方が賢明か。一方で市場期待を超えるサプライズがあれば動意付く可能性も考えられる。

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