送金アプリでBTC関連の新機能を開発

ツイッター創設者であるJack Dorsey氏が経営するSquare社が新たに求人情報を掲載した。

求人情報は、求職者と企業を繋ぐソーシャルネットワーク、Linkedin上で公開されている。募集職種はプロダクトマネージャーだ。

Square社が運営している送金アプリ「Cash App」で「自動投資」や「BTCギフト」などの新機能を追加するために仕事をすることになる。

Cash Appは30歳以下の若い世代の顧客に現在多く利用されているアプリだ。月間1500万人以上のアクティブユーザーが利用している。

仕事内容としては、

「仮想通貨投資製品を開発し、適切な方法を取って、それが普及するために責任を持つ。例えば、既存の成長戦略を取り入れたり、新機能(指値注文、自動投資)、又ビットコインによるピアツーピアのギフト機能などまったく新たな機能の開発が含まれ得るだろう」

と、求人情報には書かれていた。

ビットコインサービスは順調に成長

Square社は、2017年11月にユーザーにビットコインの売買機能を提供し始めた。現在までは、機能面においてはコインベースなど仮想通貨取引を専門とする企業に比べると限られたものだった。

しかしこれからは、ビットコイン取引サービスの充実に向けても本腰を入れていく姿勢であることが募集からは推測される。

Square社のビットコインサービスは2019年、順調に成長した。「Cash App」におけるビットコイン(BTC)の3カ月間の売り上げは、2019年第3四半期(7月から9月)に最高額を記録。

同四半期のビットコインの売り上げは、1億4800万ドル(約160億円)と発表された。前四半期からは約20%、2018年同四半期からは245%以上も増加している。

同社は、増加の背景には、9月にユーザーインターフェースを再設計したことも理由であると明かした。初めてビットコインを購入した人の数は、再設計後におよそ2倍になったと同社は説明した。

求人情報には、要件として「Cash Appの顧客に独自のサービスを提供し、当社の製品を競合他社と差別化する革新的で業界をリードする製品を開発する」人物を求めていることを挙げている。

有力な競合アプリとしては、類似のピアツーピア送金アプリを提供するVenmoがあり、割り勘できるなど便利な機能も有する。

おすすめの記事