ベストセラー『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者として知られる投資家ロバート・キヨサキ氏が、ビットコイン購入に関する自身の発言を巡り、X上で批判を受け、議論が広がっています。
発端となったのは、同氏が2月6日に投稿した「6000ドルでビットコインの購入を停止した」とする内容です。
この発言は、キヨサキ氏が過去に示してきたビットコイン投資に関する主張と食い違うのではないかとして注目を集めました。
キヨサキ氏はこれまで、「最初のビットコインを6000ドルで購入し、その後も価格上昇の過程で買い増しを続けている」と発信してきました。
そのため、今回の投稿が「6000ドルでは購入していなかった」と受け取れる内容だったことから、過去の発言との整合性を疑問視する声が上がりました。
専門家が発言の矛盾を指摘、本人は「行使価格」と反論
こうした点について、CFP(認定ファイナンシャル・プランナー)のマーク・マクグラス氏が問題視しました。
マクグラス氏は2月6日、長年にわたり暗号資産を推奨してきた著名投資家が、自身の投資行動について曖昧とも取れる表現を用いているとして、「事実と異なるのではないか」と厳しく指摘しました。
これを受けてキヨサキ氏は翌2月7日、「6000ドルでビットコインを買ったという発言が嘘だと言われたが、私は購入日について述べたのではない」と反論しました。
同氏は、6000ドルという数字は実際の購入時期を示すものではなく、投資戦略上の基準となるストライクプライス(行使価格)を意味していたと説明しています。
キヨサキ氏は暗号資産や金などの実物資産に対して強気な姿勢を示してきましたが、実際のビットコイン保有量や具体的な購入履歴は公表していません。
今回のやり取りは、著名投資家の発言がどのように受け取られ、投資判断に影響を与え得るのか、その発言の一貫性や、投資情報としての受け取られ方の重要性を改めて浮き彫りにする形となりました。