株式会社メタプラネットは1月26日、2025年12月期通期連結業績予想を大幅に修正したと発表しました。同社のビットコイン・インカム事業が当初見込みを上回る成長を遂げた一方、年末時点での保有ビットコインに対する評価損計上により、最終損益は赤字となる見通しを示しています。
売上高31%増・営業益34%増も最終赤字
今回の修正で、売上高は従来予想の68億円から89億5百万円へと約31%増額されました。営業利益も47億円から62億87百万円へと33.8%の上方修正となっています。同社はビットコイン・インカム事業の拡大を戦略の中核に据えており、レンディングやステーキングを通じた収益基盤が着実に成長している様子が見て取れます。
サイモン・ゲロヴィッチ代表取締役社長の署名入りで公表された資料によると、売上高の増加はビットコイン関連事業の取引量増加と収益性の向上が主な要因とのことです。
メタプラネットは2025年12月末時点で35,102 BTCを保有しており、1,046億36百万円のビットコイン評価損を計上します。この結果、経常損失は985億58百万円、親会社株主に帰属する当期純損失は766億33百万円、包括損失は540億24百万円となる見通しです。
評価損の計上は会計上の処理であり、実際にビットコインを売却したわけではありません。同社は引き続き長期保有の姿勢を維持していますが、時価会計の適用により期末時点の価格変動が業績に直接影響する形となっています。
26年12月期は大幅成長計画、売上160億円へ
同社は2026年12月期の業績予想として、売上高160億円、営業利益114億円を見込んでいます。2025年12月期の修正後予想と比べると、約80%の増収、約81%の営業増益を目指す強気な計画です。
ただし、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益については非開示としました。ビットコイン価格の変動により評価損益が大きく変動する可能性があることから、期初段階での予想公表を見送ったものとみられます。
メタプラネットの公式Xアカウントでも今回の業績修正が公表されており、営業段階での収益成長と保有資産の評価変動という二つの側面を持つ同社の業績動向は、暗号資産市場全体の価格トレンドとともに注目を集めそうです。
参考元:THEBLOCK
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