株価10倍のエスサイエンス、200億円のビットコイン購入計画

日本のスタンダード市場に上場するエスサイエンスを巡り、実業家の三崎優太氏が、同社として約200億円分のビットコインを購入する方針を明らかにしました。
三崎氏は自身の動画で「エスサイエンス社としてビットコインを約200億円分買う決断を計画をしています」と述べ、資産の保有にとどまらず、事業展開まで含めた構想だと説明しています。

三崎氏は、約1年前にSサイエンスの「ビットコイントレジャリー事業」の統括に就任しました。動画では、就任以降に同社株価が約10倍になったとした上で、「運だけではなく、金融と事業を融合させた複雑なスキームを研究し尽くした結果」だと語っています。

ビットコイン保有を核にした「トレジャリー2.0」構想

三崎氏が示したのは、ビットコインを買って保有するだけではない運用モデルです。まず、資金調達を行い、ビットコインを保有することで企業価値の拡大を狙います。さらに、保有するビットコインの信用力を活用してファイナンスを行い、事業投資へつなげる考え方も示しました。三崎氏はこれを「ビットコイントレジャリー2.0」と説明。

当初は一般的なトレジャリー企業と同様の形でスタートしたものの、それだけでは差別化できないと考え、事業面を強化する必要性を感じたとしています。

株主還元策として「1株あたり2.5株」の新株予約権

株主への配慮として具体的に取り上げられたのが、第9回新株予約権の割当です。三崎氏は、既存株主に対して「1株あたり2.5株を付与する」という形で、増資に参加できる権利を設けたと説明。「1月13日時点で100株持ってた人は250株を約半分ぐらいの値段で買える権利」と語り、引受先のファンドに回っていた利益を、既存株主に振り向ける設計だとしています。

上場企業によるビットコイン保有の動きが広がる中、Sサイエンスは保有に加え、ファイナンスや事業投資、他社支援を組み合わせた展開を目指します。約200億円規模の購入計画と事業構想が、今後どのように具体化し、市場からどう評価されるのかが注目されそうです。

サムネイル:三崎氏YouTube動画より引用
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