博報堂、デジタル広告をトークン化 ブロックチェーン技術を活用した新サービスを発表

博報堂は、ブロックチェーン技術を活用し、生活者がデジタル広告を集めたりすることで、企業から特典が受けられる新サービス「CollectableAD(コレクタブル・アド)」を発表しました。

デジタル広告をトークン化することでユーザー間での流通を可能に

以下、プレスリリースより引用。

株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役社長:水島正幸)が発足した「HAKUHODO Blockchain Initiative」(博報堂ブロックチェーン・イニシアティブ)は、ブロックチェーン技術を活用し、生活者がデジタル広告を集めると企業から特典を受けられる、生活者参加型の新しいプロモーションサービス「CollectableAD(コレクタブル・アド)」を、ユナイテッド株式会社(東京都渋谷区、代表取締役会長CEO:早川与規)およびShanghai Qi Yin Information Technology co., Ltd(Yuanben:中国・上海、代表取締役社長:呉鵬)と共同開発いたしました。

近年、ブロックチェーン技術の発展により、生活者が発信する情報の信頼性が担保されるようになりました。それによりトークンコミュニティ※1が登場し、共通の価値観を持った生活者がトークンを介して価値交換できるような「コミュニティ」を形成する様々なサービスが生み出されています。生活者一人ひとりがこれまで以上に発信・行動する主体となり、社会に価値を作り出す「生活者主導社会」になっていく中で、マーケティング領域においても、企業と生活者のエンゲージメントを高めるため、生活者も主体的に参加し楽しめる新たなプロモーション手法がより効果的であると考えています。

「CollectableAD」は、デジタルアセットの所有権を安全かつ迅速に移転できるブロックチェーン技術の特徴を応用した、生活者参加型の新しいプロモーションサービスです。これまで情報としてオンラインメディアや企業のサイトに掲出されていたデジタル広告をデジタルアセット化することで、生活者がデジタル広告をトレーデングカードのように集めたり、ユーザー同士で交換したりしながら、決められた一式を揃えると、企業から商品やサービスなどの特典を受けることができます。「CollectableAD」を使ったプロモーションを通じて、生活者は企業から情報を受け取るだけでなく、自ら参加して能動的に楽しむことができるようになります。

「CollectableAD」イメージ図

博報堂は2018年9月、「HAKUHODO Blockchain Initiative」を発足し、マーケティング領域におけるブロックチェーン技術の活用によるソリューション開発を進めています。
今後HAKUHODO Blockchain Initiativeは、社外パートナーとして、ブロックチェーンの技術企業やシステム・サービス開発企業、トークン設計コンサルティング企業などと連携し、生活者が主役となる「生活者主導社会」の実現に向け、企業と生活者の間に双方向の新たな関係を築く支援をしてまいります。

※1 「トークンコミュニティ」
ブロックチェーン技術で実装されたトークンを使って、共通の価値観をもった不特定多数の生活者が活発に価値交換を行うコミュニティ

株式会社博報堂 会社概要

・社名: 株式会社博報堂
・代表者: 代表取締役社長 水島 正幸
・本社所在地: 東京都港区
・設立: 1924年2月
・主な事業: 広告事業
・URL: https://www.hakuhodo.co.jp

ユナイテッド株式会社 会社概要

・社名: ユナイテッド株式会社
・代表者: 代表取締役会長CEO 早川 与規
・本社所在地: 東京都渋谷区
・設立: 1998年2月
・主な事業: アドテクノロジー事業・コンテンツ事業・ゲーム事業・インベストメント事業
・URL: https://united.jp

Shanghai Qi Yin Information Technology co., Ltd (Yuanben) 会社概要

・社名: Shanghai Qi Yin Information Technology co., Ltd (Yuanben)
・代表者: 呉 鵬(Wu Peng)
・本社所在地: 中国上海虹口区作浦路512号SOHO 3Q
・設立: 2018年9月
・主な事業: コンテンツ著作権管理・取引システムの運営、企業向けブロックチェーンソリューション事業、AI・ビッグデータアナリティクス事業
・URL: https://www.yuanben.io

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