Tetherがゴールド投資を宣言、ステーブルコイン企業の新たな資産戦略とは?

ステーブルコイン最大手のTether(テザー)が、投資ポートフォリオのうち最大15%をゴールド(実物資産)に振り向ける方針を明らかにしました。
これは同社のCEOであるパオロ・アルドイノ氏がメディアの取材で語ったもので、すでに約130〜140トンの金を保有し、現在も週1〜2トンペースで買い増しを進めているとのことです。

なぜ今ゴールド投資に注力するのか?

今回のゴールド投資は、世界的な金融不安や地政学的リスクの高まりを背景にしたもので、Tetherは資産の安定性と信頼性を強化するために、安全資産である金への分散を進めていると見られています。
特に金価格が過去最高水準にある現在、企業としてのリスク管理の一環であることは明らかです。

デジタル資産 vs 実物資産の再評価

また、Tetherは過去にもビットコインへの投資を増やしてきましたが、デジタル資産だけでなく「物」に価値を置く姿勢を示したことで、ステーブルコインの裏付け資産としての信頼性をより強固にしようとする意図もうかがえます。

仮想通貨業界では、こうした実物資産への回帰は珍しい動きですが、それだけ市場の先行きに対する不透明感があるともいえるでしょう。
実際に、ステーブルコイン発行企業が自らの資産を現物資産に移すという判断は、市場心理に大きな影響を与える可能性があります。

まとめ

Tetherの今回の判断は単なる安全資産への逃避ではなく、ステーブルコイン事業の長期的な信用強化戦略であると捉えられます。
仮想通貨と現物資産をバランスよく組み合わせることで、より柔軟かつ安定的な資産運用を目指す新たなモデルが誕生しつつあるのかもしれません。

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