2026年3月12日の東京証券取引所スタンダード市場で、メタプラネット(3350)は前日比マイナス圏で推移しています。前場時点の株価は359円で、前日終値369円に対して10円安(-2.71%)となっています。

前日に株価が375円まで買われた反動もあり、12日午前の取引では利益確定売りに押される展開となりました。

仮想通過市場ではビットコインが1100万円前後で推移しており、関連銘柄としての下支えは意識される一方、株価自体は短期的な戻り一服の動きとなっています。

メタプラネット、株価反発し一時375円まで上昇| ビットコイン意識の買い戻しか

前場359円に下落、一時385円も上値重く

3月12日のメタプラネット株は364円で取引を開始しました。寄り付き後は買いが先行し、一時385円まで上昇しましたが、その後は上値での売りに押され、前場時点では359円前後まで水準を切り下げています。

ここまでの高値は385円、安値は358円です。前場時点の株価は359円で、前日比10円安、騰落率は2.71%安となっています。値幅は27円と比較的大きく、短期資金の売買が入りやすい展開となっています。

序盤は前日の流れを引き継ぐ形で上昇し、戻り高値を試す動きとなりましたが、385円到達後は利益確定売りが優勢となりました。

足元では360円近辺で推移しており、前日の急伸に対する反動調整の色合いがうかがえます。

メタプラネット テクニカル分析

メタプラネット(3350)日足チャート

日足チャートを見ると、メタプラネット株は2025年夏以降の大きな下落トレンドの中にあり、足元ではその戻りを試している局面です。

直近では300円割れ近辺から持ち直し、3月に入って反発の動きが強まりましたが、12日前場の値動きでは上値の重さも改めて意識されています。

株価は短期線の近辺まで回復している一方で、上方には中期線や長期線が残っており、中長期ベースではなお戻り売りが出やすい構造です。

MACDは改善傾向にあり、売り圧力の鈍化は示されています。ただし、チャート形状としてはまだ明確な上昇トレンド転換というより、下落基調のなかでの自律反発とみるのが自然です。

日足では、350円台を維持しながら戻り高値を切り上げられるかが次の焦点になります。

メタプラネット(3350)1時間足チャート

1時間足では、2月下旬の安値圏から切り返した後、3月に入って短期的な上昇基調が鮮明になっていました。

もっとも、3月12日前場の値動きでは、寄り付き後に385円まで上昇した後に伸び悩んでおり、短期的には買い一巡後の調整色が強まっています。足元では359円前後で推移しており、高値からは押し戻される形です。

短期移動平均線は持ち直しつつあるものの、足元では上昇の勢いがいったん鈍っており、急騰後の過熱感を冷ます場面に入ったとみられます。

一目均衡表でも、雲近辺での攻防が意識されやすい位置にあり、短期的な方向感はやや定まりにくい状況です。

メタプラネットのビットコイン損益とmNAV

メタプラネット株を評価するうえで重要なのが、同社のビットコイン保有資産です。

同社のBTC保有量は3万5102BTCです。BTC価格は1,107万781円で推移しており、これを基に算出された純資産価値は3886億円となっています。

一方、未実現損益は2114億円、保有ビットコイン全体では依然として含み損の状態です。現在のBTC価格が平均取得単価を下回っていることが背景にあります。

それでも、時価総額とBTC NAVの倍率を示すmNAVは1.08倍となっており、株価は純資産価値とかけ離れた水準ではなく、比較的NAVに近い評価で取引されていることがわかります。

このため、市場では事業面の材料以上に、BTC価格の変動が株価評価に直結しやすい構図が続いています。

358円を維持できるか、上値385円突破が焦点

今後の株価の焦点として、まず12日前場の安値である358円前後を維持できるかが短期的なサポートとして意識されます。この水準を明確に下回ると、足元の戻り基調はいったん弱まりやすくなります。

一方、上値では前場に付けた385円が直近のレジスタンスとして意識されます。この水準を後場以降で明確に上抜けて定着できれば、次の節目として400円前後を試す流れも視野に入ります。

また、足元のmNAVは1.08倍とBTC NAVに近い水準で推移しているため、今後は株価単独の材料よりも、ビットコイン価格そのものの変動がより直接的に意識されやすい局面です。

BTCが底堅く推移すれば株価の支えになりやすい一方、暗号資産市場のセンチメントが再び悪化した場合には、株価にも戻り売りが出やすくなりそうです。

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