世界最大手仮想通貨(暗号資産)取引所のバイナンスの元CEOで、米司法省との司法取引で6400億円の支払いと辞任に合意したチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao=CZ)氏が取引の一貫として最大で18ヶ月刑務所に投獄される可能性に直面している。バイナンスが支払う罰金のうち、CZ氏個人では74億円以上の支払いとなるという。

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司法取引の一貫としてCZが投獄の可能性

ブルームバーグによると、米司法省と米国証券取引委員会(SEC)を除くその他米規制当局と司法取引を行ったバイナンスの元CEO、チャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao=CZ)氏が刑務所に最大で18ヶ月の投獄となる可能性が浮上している。

またCZ氏個人の罰金として最大で74億円とさらに罪状を認めた方法で得た利益のすべてを支払いする必要があるとしており、これらの最終的な判決には最大で6ヶ月の期間を有するという。

同様のBitMEXの元CEOの例は?

バイナンス及び創設者で元CEOのCZ氏は2020年に起訴された元世界最大手仮想通貨デリバティブ取引所のビットメックス(BitMEX)が同様の米国銀行法違反で有罪となっている。

ビットメックスの元CEOで起訴された1年後に逮捕されたアーサー・ヘイズ(Arthur Hayes)の例では創設者各自で14.8億円の罰金支払いと刑務所へ6ヶ月から最大で12ヶ月の投獄が求刑されていた。結果的に2年間の自宅監禁となっているが、ビットメックスの例では罰金支払いが148億円とバイナンスと比較すると43倍もの規模となるということだ。

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CZの誓約保証金はSBFを大きく下回る

CZ氏の誓約保証金が約260億円に設定され、もし2月の法定に現れない場合この全額を支払う必要がある。1年前に破綻したFTXグループの元CEO、SBFの場合は370億円となっており、CZ氏は大きく下回る形となった。

 

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