Rippleは1月28日午前0時、企業向けの資金管理プラットフォーム「Ripple Treasury, Powered by GTreasury」を正式にローンチしました。2025年10月16日に10億ドル(約1,450億円)で買収したGTreasuryの技術をベースに、従来の現金管理とデジタル資産の仕組みを統合したサービスです。
GTreasuryは公式Xアカウントで、「40年以上にわたる企業向け資金管理の専門知識と、最先端のデジタル資産インフラを組み合わせた、世界初の総合的な資金管理プラットフォーム」と発表。買収完了から90日間で、エンジニアの数を2倍に増やし、財務自動化企業のSolvexiaも買収したことを明らかにしています。
Ripple Treasury、24時間365日の即時国際送金に対応
このプラットフォームの最大の特徴は、24時間365日いつでもリアルタイムで国際送金ができる点でしょう。従来のSWIFT(国際送金システム)では数日かかっていた海外送金が即座に完了し、事前に資金を用意しておく必要もなくなるとしています。
注目したいのは、既存のGTreasuryの顧客基盤です。同社は40年以上にわたり世界中の大企業に財務管理システムを提供してきました。これらの企業がRipple Treasuryを導入すれば、デジタル資産を使った送金需要が一気に拡大する可能性があります。
プラットフォームは従来の現金とデジタル資産を一元管理でき、将来的にはトークン化された資産やプログラム可能な支払いにも対応する予定です。GTreasuryは具体的なメリットとして、両替コストの削減、資金繰りの改善、眠っていた資金の有効活用を挙げています。
75超の管轄区域で認可取得、XRP送金を支える制度基盤
Rippleは世界中の数百の金融機関に企業向けインフラを提供しており、75以上の管轄区域でライセンスを取得していると発表しています。
企業が日常的にこのシステムを利用するようになれば、XRPを使った送金が、実需ベースで拡大する余地もありそうです。
また、Rippleの支援により、GTreasuryは収益の100%をプラットフォーム改良に再投資できる体制を構築しました。AIを活用した資金予測やリスク管理、データ分析機能の強化も進めているとのことです。
今後、導入企業や送金実績の積み上がりが、XRPを取り巻く利用環境にどのような変化をもたらすのかが注目されます。
参考元:financeyahoo
画像:shutterstock