積み立て(つみたて)NISAの銘柄の選び方とは?おすすめを比較しよう

積み立て(つみたて)NISAの口座を開設したは良いものの、どんな銘柄を選択して良いか分からないという人は多いのではないでしょうか。
また、積み立てNISA制度を利用して資産運用を検討している人もいると思います。確かに、積み立てNISAで投資することのできる商品の数は170本以上と多く何がおすすめなのかは投資初心者にはわかりづらいでしょう。
そこで、この記事では積み立てNISAの人気銘柄について細かく解説していきます。

積み立て(つみたて)NISAについて詳しくはこちら

積み立て(つみたて)NISAとは?


積み立てNISAは投資で得た利益・分配金については非課税になるという少額投資非課税制度です。毎年、非課税で投資できる枠である非課税投資枠が与えられます。積み立てNISAは非課税投資枠が年間40万円で、投資期間が最長20年・累計非課税投資上限額は800万円となっており、購入の頻度は金融機関によって異なりますが、「毎日」「毎週」「毎月」などです。毎月積み立てをするのであれば約3万円で1年の非課税枠を使い切ることができます。
積み立てNISAの投資対象は金融庁が厳選した投資信託やETFで、株式の個別銘柄への投資はできません。積み立てNISAという名前通り、定期的な積立買付にのみ対応しています。

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積み立て(つみたて)NISAの銘柄とは?


積み立てNISAで投資できる投資信託には、指数に連動することを目指して設計されているインデックス系と、指数を上回ることを目指して設計されているアクティブ系があります。
投資信託に組み込まれている資産や信託報酬(保有期間に応じてかかる手数料)も投資信託によって異なります。
投資信託を一般口座(非課税口座以外)で買い付ける場合は購入手数料がかかるものもありますが、積み立てNISA対象の投資信託は販売手数料は無料です。

積み立て(つみたて)NISAの銘柄の選び方のポイント


積み立てNISAで買付する際にコストを意識する人は、信託報酬が安いものを選択すると良いでしょう。
さらに、自分が投資したい投資対象を組み込んでいる投資信託を選ぶのも大切です。例えば外国株式に普通に投資すると為替手数料等さまざまなコストがかかりますが、積み立てNISAを通して外国株式が組み込まれている投資信託を買い付けすればそのコストはかかりません。自分の理想の投資対象と信託報酬等の手数料、パフォーマンスを総合的に考えて銘柄選びをしましょう。

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積み立て(つみたて)NISAの銘柄のおすすめを比較!


ここからは積み立てNISAの銘柄ランキングでも上位の銘柄を解説していきます。海外株式型の投資信託は純資産総額も多くパフォーマンスも堅調で人気のためリスクを取れる人にとってはおすすめです。

ニッセイ外国株式インデックスファンド

ニッセイ外国株式インデックスファンドはインデックス型の投資信託で、日本を除く22か国の外国株式約1300銘柄に分散投資できる商品です。皆さんもご存知の世界の有名企業に投資することができ、Apple、Microsoft、Amazon、Facebookなどの優良企業に投資できる点が魅力です。このようなグローバル企業は日本の株式式市場には上場していませんので、投資信託以外の選択肢で気軽に投資をするのは難しいです。
純資産総額が1100億円を超えており、途中償還(運用が取りやめになってしまう)可能性もほとんどないと言えるでしょう。
積み立てNISAで投資できる投資信託の中ではトップクラスの人気を誇っており、購入・換金手数料なしという手数料等の水準が低いことも魅力です。外国の有名企業に投資をしたい場合に、投資先に迷ったらニッセイ外国株式インデックスファンドはおすすめです。

eMAXISSlim米国株式(S&P500)

eMAXISSlim米国株式(S&P500)は、インデックス型の投資信託で、米国のS&P500という米国を代表する大型株500銘柄に分散投資できる投資信託です。
S&P500はニューヨーク証券取引所、NSDAQの米国企業で、流動性がある大型株から選ばれた500銘柄で構成されている指数です。この投資信託の純資産総額は490億円を超えており(2020年1月時点)、積み立てNISAで選択することのできる投資信託の中では人気を博しています。
堅調な米国経済を背景にここ1年前後は高いパフォーマンスを維持しており、おおよそ年率30%程度のリターンで運用されています。米国の強い経済に投資したいのであれば、米国市場株式の8割余りに投資できるeMAXISSlim米国株式(S&P500)がおすすめです。

ひふみプラス

ひふみプラスは、組み入れが日本株のみのアクティブ系投資信託です。アクティブファンドなのでインデックスファンドと比較すると信託報酬は少し高めですが、日本株のみの投資信託としてのパフォーマンスは目を見張るものがあります。
直近では運用金額は5,000億円を超えている投資信託で、TOPIXを大幅に上回るパフォーマンスを叩き出しています。
ここ5年のリターンは13%程度、1年のリターンは22%と高水準を維持しています。外国には投資せず、積極的に日本の株式に投資したいのであればこちらがおすすめです。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、日本を含む世界の大・中・小型株式が投資対象のインデックス投資信託です。
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスという指数に連動する投資信託で、この指数は約7800銘柄をカバーしています。海外含む中小型株を対象にしている投資信託はあまり種類がなく、分散投資を効率的に行うことができます。日本も投資対象として組み込まれているので、日本だけでなく世界の中小型株に投資したいニーズのある人におすすめです。
純資産総額は約345億円あり(2020年1月時点)、潤沢な純資産があると言えるでしょう。大型株中心の投信は多いですが、中小型株にも投資できるという点は魅力です。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は8つの投資対象に均等に分散投資できる投資信託で、株式のみの投資について不安に思っている人におすすめです。
国内・先進国・新興国の株式と債券、国内・国外のREITの8資産へ12.5%ずつ均等に投資してくれ、自動でリバランス(資産の割合の調整)をしてくれるので、投資したものについて気にしなくても良いのがメリットです。
株式にのみ投資する投資信託と比較すると値動きは価格変動が抑えられていて穏やかなのでリスクを避け、堅く運用したい人に向いています。
純資産総額は444億円程度(2020年1月時点)で、信託報酬もこの種の分散投資をする投資信託の中では安い水準になっています。

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積み立て(つみたて)NISAのシミュレーションしてみよう


ここからは、具体的に積み立てNISAを利用して投資をする際のシミュレーションをしてみましょう。
積み立てNISAの1年間の非課税投資枠をしっかり活用するために毎月3万円を積み立てたケースを検討してみます。
検証するのは次の3つのケースです。(千円以下の細かい数字については切り捨てをしています。)

・堅実運用:リターン3%程度
・バランス運用:リターン5%程度
・積極運用:リターン7%程度

堅実運用

毎月3万円を20年間リターン3%で積み立てた場合

累計積立額(積み立てた総額) 7,200,000円
運用益(増えた金額) 2,629,000円
最終金額
(累計積立額+運用益)
9,829,000円
非課税メリット(節約できた税金) 534,000円

バランス運用

毎月3万円を20年間リターン5%で積み立てた場合

累計積立額(積み立てた総額) 7,200,000円
運用益(増えた金額) 5,023,000円
最終金額
(累計積立額+運用益)
12,223,000円
非課税メリット(節約できた税金) 1,020,000円

積極運用

毎月3万円を20年間リターン7%で積み立てた場合

累計積立額(積み立てた総額) 7,200,000円
運用益(増えた金額) 8,112,000円
最終金額
(累計積立額+運用益)
15,312,000円
非課税メリット(節約できた税金) 1,647,000円

よりリスクを取る運用の方が運用益、非課税メリット共に高いパフォーマンスなのがわかります。もちろんこのシミュレーションは理想的なもので、実際の運用がこの通りにできるわけではあえりませんが、長期積立投資の効果が理解いただけたかと思います。

積み立て(つみたて)NISAは銘柄選びがポイント!


積み立てNISAで選択できる投資信託には設定来高いパフォーマンスを維持しているものや、一般的には投資が難しい資産を組み入れているものがあります。少額から非課税枠を利用して有利に投資できる積み立てNISAをまだ始めていない人は口座開設をし、銘柄について調べてみましょう。

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