純国産ブロックチェーン「miyabi」がサービス開始

加納裕三CEO率いるbitFlyer Blockchainは8日、4年間の運用実績をもつ純国産ブロックチェーン「miyabi」のクラウドサービス提供開始を発表した。

独自のコンセンサスアルゴリズム「BFK2」を用いることで、世界最速「4,000 件/秒」のトランザクション処理速度を実現。堅牢なスマートコントラクト実行エンジンにより、容易なサービス開発と堅牢なセキュリティを兼ね揃えている。

活用事例

公式サイトでは、複数のユースケースを紹介。

セキュリティ・トークンで行う新たな金融取引(STO)領域では、「発行コストや管理コストの観点から、これまで実現が難しかった不動産やファンド、持分法適用会社の持分などのデジタル化をブロックチェーンが可能にする」と言及。「ウォレット機能も標準で備えており、迅速な STO プラットフォームの立ち上げが可能」と説明。

さらに、サプライチェーン業界では、配送遅延や倉庫のキャパシティ不足など課題が尽きないとするなか、ブロックチェーンが担保する透明性や信頼性により、リアルタイムでサプライチェーン全体の配送状態を正しく把握できることをメリットとして挙げた。

miyabiの活用事例としては、住友商事や三井住友海上、Microsoft、世界最大の会計事務所デロイトトーマツなど大手企業が並んでおり、国際的な利活用事例の拡大が期待される。

miyabi公式サイト

独自のコンセンサス・アルゴリズムで世界最速・毎秒4,000 件のトランザクションをブロックに刻む。堅牢なスマートコントラクト実行エンジンにより究極の安全を追求した bitFlyer Blockchain のブロックチェーン「 miyabi 」が今、歴史を創生する。

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