サステナブルとは?何から始める?今すぐできるサステナブル事例

サステナブルとは何か、ご存知でしょうか?最近よく聞くサステナブルは、有名ブランドが発信していることもあり、何となくおしゃれなイメージを持っている方も多いでしょう。ですが、サステナブルとは何かをきちんと理解している方は少ないかもしれません。
そこで今回は、サステナブルとは何かについて、分かりやすく解説します。また、サステナブルと言われても何から始めればいいのか分からないという方のために、身近な事例を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

サステナブルとは

サステナブルとは、「持続可能な」という意味があり、特に自然環境に配慮した行動や、自然環境の維持に役立つ開発や事業を表わす言葉として使われています。
今、サステナブルは世界中で注目されており、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals, SDGs)」では、貧困や飢餓、環境問題、経済成長、ジェンダーといった幅広いさまざまな課題に対して2030年までの達成を目指した17の目標を掲げています。持続可能な開発目標(SDGs)では、自然環境を壊さず、限りある資源を使いすぎることなく、豊かさを追求しながらも、次の世代のために美しい地球を守るという持続可能な社会を目指しています。
つまり、サステナブルとは何かを分かりやすく言うと、「美しい地球でいつまでも平和で豊かな生活を続けるために、地球の環境を壊さず、資源も使いすぎず、自然環境を持続しながら発展し続けること」だと言えます。

サステナブルな暮らしに欠かせない3Rとは

地球環境に配慮したサステナブルな暮らしを始めるにあたって、まずは3R(リデュース、リユース、リサイクル)についての理解を深めていきましょう。

Reduce(リデュース)とは

Reduce(リデュース)とは、製品を作るときに使う資源の量や廃棄物を減らすことを意識した活動のことです。
サステナブルな暮らしを始めるにあたっては、マイバッグを用意する、詰め替え製品や簡易包装製品を選ぶなど、暮らしの中で発生するごみを減らす工夫を始めてみてはいかがでしょうか。また、必要以上に買いすぎないということもリデュースにつながります。

Reuse(リユース)とは

Reuse(リユース)とは、使用済み製品やその部品などを繰り返し再利用する活動のことです。
例えば、フリーマーケットやフリマアプリを通して不用品の再利用に努めることや、リターナブル容器に入った製品を使い終わったらリユース回収に出すことなどが、リユース活動にあたります。

Recycle(リサイクル)とは

エコ活動としてよく耳にするRecycle(リサイクル)とは、本来廃棄するごみを原材料やエネルギー源として再生利用する活動のことです。
私たちが行っている主なリサイクル活動としては、資源ごみの分別回収に協力することや、リサイクル製品を積極的に利用することなどがあります。

サステナブル習慣を身に着けよう!今すぐできるサステナブル事例


サステナブル習慣を身に着けることは、今ある自然環境を壊さずに、豊かな生活を目指すことにつながります。
そこで続いては、今すぐできるサステナブル事例を紹介します。サステナブルを身近なことから生活に取り入れてみませんか。

必要なものしか買わない

サステナブルな社会を目指すためには、地球環境の維持のために消費する資源を減らすことが大切です。そのためには、本当に必要なものしか買わない習慣を身に着けるようにしましょう。
例えば、買い物をするときに、似たようなものは持っていないか、他に代用できるものはないか、誰かにシェアしてもらうことはできないか、といったことを考えることで、自分にとって本当に必要なものを見極めることができます。

ごみを減らす工夫

地球環境を維持するためには、ごみを減らす工夫をすることも大切です。
例えば、以下のような習慣を身に着けるようにしましょう。

エコバッグを使う

ごみを減らす工夫としてまずあげられるのは、エコバッグを使う習慣です。サステナブルな生活に、エコバッグは欠かすことができないアイテムと言えます。
プラスチック製レジ袋の使用は、ごみとなることで、地球温暖化など環境に有害な影響を与える課題として世界的な問題になっており、2020年7月からはいよいよ日本でも有料化が始まりました。
有害なごみとなるレジ袋を使わないだけでなく、頑丈で地球に優しいサステナブルなエコバッグを選ぶということも、サステナブルな行動につながります。

使い捨てを減らす

未来の地球環境を守るためには、使い捨て商品を使わない習慣を身に着けることも大切です。
例えば、ストローや割りばし、お手拭きといった使い捨て商品の使用をやめることで、ごみを減らし、限りある資源の無駄遣いをせずに生活することができます。
特にキッチンアイテムは使い捨て商品が非常に多いため、この機会に見直しをしてみましょう。

マイボトル・マイタンブラーを活用

マイボトルやマイタンブラーを活用する習慣も、今すぐできるサステナブルな行動です。
マイボトルを活用することはプラスチックごみの削減につながりますし、マイタンブラーを持つことで紙コップを使い捨てることもなくなります。
限りある環境を大切にするためには、繰り返し使えるものを活用し、ごみを減らす工夫をすることが大切です。

オンラインを活用して紙ごみを減らす

オンラインの活用は、紙ごみの削減につながる習慣だと言えます。
例えば、請求書や明細書はオンラインでの閲覧に切り替えることで紙ごみを減らし、資源を温存するというだけでなく、流通の無駄を省くことにもつながるでしょう。
また、仕事で使う資料などもオンラインを活用することで、膨大な紙ごみを減らせるだけでなく、半永久的にデータを残すことができます。

詰め替え商品を活用

サステナブル習慣を身に着ける第一歩として、詰め替え商品を活用していきましょう。
詰め替え商品を活用することは、容器の再利用につながり、ごみを減らす習慣につながります。また、詰め替えパックのまま使える専用ポンプなどを使用すれば、ボトル自体も不要となり、詰め替えの手間も省けます。

不用品はフリマアプリに

不用品はごみとして捨てるのではなく、フリマアプリに出品していきましょう。
自分にとって不用なものであっても、別の誰かにとっては価値があるものかもしれません。
フリマアプリを活用してリユースすることは、サステナブルな活動のひとつです。

資源ごみはしっかり分別

しっかりとしたごみの分別は、サステナブルな行動の一環です。
例えば、段ボールを資源ごみとして分別してリサイクルすることができれば、資源を循環して利用することができます。しかし、分別をせずに可燃ごみとして焼却すると、限りある資源をさらに消費することになります。
ごみではなく資源として扱うサステナブルな習慣を身に着けることは、地球環境を守ることにつながります。

リサイクル商品を選ぶ

リサイクル商品とは、使い終わったものをもう一度資源に戻し、再生利用したもので商品を作ることです。限りある地球の資源を最大限に活用していくには、そんなリサイクル商品を選ぶことも大切です。
例えば、牛乳パックをリサイクルして作られたトイレットペーパーを利用すれば、木を切り倒してトイレットペーパーを作る必要はなくなります。
リサイクル商品を使うということは、自然環境を破壊することを防ぐことにつながるのです。

節電・節水を心がける

電気や水は、いつまでもあり続けるものではありません。そのため、節電・節水を心がけるということは、今すぐ身に着けたいサステナブルな習慣だと言えます。
例えば、お風呂のお湯を洗濯に使えば、新たに水を使う量を減らすことができますし、水道代を減らす節約にもつながります。
サステナブルな習慣を身に着けることで、自然環境に配慮をするだけではなく、節約にもつながるというメリットがあります。

サステナブルな習慣をライフスタイルに取り入れよう

今回は、サステナブルとは何か、どんなことから始めれば良いのか、いくつか事例をあげながら解説してきました。サステナブルは最近注目され始めた言葉でもあるため、耳慣れないことから難しく捉えてしまう方も多いでしょう。しかし、紹介した事例のように、サステナブルな習慣は、意外と簡単に私たちの生活に取り入れることができるものです。
一人一人がサステナブルな習慣を心がけることによって、限られた地球の自然を守ることにつながります。ぜひ、この機会にサステナブルな習慣を身に着けてみませんか。

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