1月26日の週は、FOMCによる政策金利発表、大型テック企業の決算発表、そして1月30日の政府予算期限という3つの重要イベントが同時にやってきます。市場では不確実性の高まりを警戒する声が広がっており、ビットコイン(BTC)を含むリスク資産の値動きは、これらのイベント結果に大きく左右されそうです。

今週の指標発表まと

日付 重要度 時刻 イベント 前回 予想
1月26日(月) ★★★ 終日 政府閉鎖リスク関連ヘッドライン
★★☆ 終日 対カナダ100%関税発言を巡る市場反応
1月27日(火) ★★☆ 24:00 消費者信頼感指数(1月) 89.1 90.1
1月29日(木) ★★★ 28:00 FOMC 政策金利発表 3.50-3.75% 3.50-3.75%
(据え置き)
★★☆ 早朝 Microsoft/Meta/Tesla 決算
1月30日(金) ★★☆ 早朝 Apple 決算
★★☆ 22:30 PPI(12月) 前年比+2.8% 前年比+3.0%

本日26日は、政府閉鎖や関税を巡る追加発言に市場の注目が集まっています。
主要企業の決算も、結果次第で株式市場が大きく動き、その流れが仮想通貨市場にも影響しやすくなっています。

【注目指標】政府閉鎖・関税問題(1月26日)

米国では1月30日深夜に連邦政府の予算期限が切れます。
与野党の対立で合意できなければ政府機関が閉鎖され、経済データの公表が停止される可能性があります。また、トランプ大統領が「カナダが中国と取引するなら全輸入品に100%の関税を課す」と表明し、地政学的な緊張が高まっています。

閉鎖が回避される、または関税緊張が緩和される場合、市場の不確実性が後退してリスクオンの流れが強まる可能性があり、ビットコインには買い材料となります。
閉鎖が発生したり関税問題が激化すれば、リスク資産全体に売り圧力がかかり、ビットコインも下押しされる展開が想定されます。

【注目指標】FOMC政策金利発表(1月29日28:00)

米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を発表する会合です。市場は97.2%の確率で据え置きを予想していますが、声明文の表現やパウエル議長の記者会見でのトーン(タカ派かハト派か)が注目されています。

ハト派的な内容(利下げに前向き)であれば、金利低下期待が高まり、ビットコインには買いが入りやすくなると見られています。
タカ派的な内容(利下げに慎重)であれば、長期金利が上昇し、ビットコインには売り圧力がかかる可能性があります。

米大型テック決算(1月29日、30日)

マイクロソフト、メタ、テスラが29日、アップルが30日に決算を発表します。各社のAI投資の収益化がどこまで進んでいるかが焦点です。

好決算でAI投資の成果が確認できれば、ナスダック指数が上昇し、その流れに連動してビットコインも上昇しやすくなると考えられています。
期待外れの決算となれば、ナスダック急落に連れてビットコインも下落する可能性があります。

PPI(1月30日22:30)

生産者物価指数(PPI)はインフレの先行指標として注目されています。
市場予想は前年比3.0%で、前回の2.8%から加速する見通しです。

予想を下回る結果であれば、FRBの利下げ期待が高まり、ビットコインには買いが入りやすくなるとされています。
予想を上回る結果であれば、利下げ期待が後退して長期金利が上昇し、ビットコインには売り圧力がかかる可能性があります。

発表は金曜日夜で週末のポジション調整と重なるため、弱い数値が出れば週明けに向けた買い戻しが入りやすいとの見方があります。

イベント集中週の相場見通し、ビットコインは慎重姿勢

今週はイベントが密集しているため、どれか一つでも想定外の結果が出れば連鎖反応が起きやすい状況です。政府閉鎖のヘッドラインが最優先の材料となり、合意が成立すれば他のイベントへと焦点が移る流れとなりそうです。

市場では現在、ビットコインと金(ゴールド)との相関が高まっており、法定通貨の不安定化に対するヘッジ資産としての性質を強めているとの見方もあります。イベントが重なる週だけに、ポジション管理とリスクヘッジを優先し、慎重な対応が求められると1週間になるでしょう。

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