企業によるビットコイン保有の実態と驚きのデータ
2026年に入り、企業によるビットコイン保有の動きが再び注目を集めています。
しかし最新データを確認すると、その実態は想像以上に偏っていることが分かります。
1月の法人によるBTC買い増しのうち、実に97.5%がストラテジー社によるものだったと報告されています。
現在、同社の保有量は約71.2万BTCに達し、上場企業全体の保有量の約3分の2を占めている状況です。
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ストラテジーのレバレッジ型ビットコイン戦略
一見すると企業のビットコイン採用が広がっているように見えますが、実態は「企業全体の拡大」というよりも「一社への集中」と言えます。
ストラテジーはBTCを単なる余剰資金の運用先ではなく、企業戦略の中核資産として位置付けています。転換社債や株式発行などを通じて資金を調達し、継続的にBTCを積み増すレバレッジ戦略を採用している点が特徴です。
その結果、同社株は実質的に「レバレッジ付きBTC銘柄」として市場で評価される傾向があります。
一社依存構造が抱える市場リスク
一方で、この集中構造にはリスクも伴います。
企業需要の大半を一社が担う状況では、ストラテジーの財務状況や方針転換が市場全体に与える影響が大きくなります。
もし同社が買い増しを停止すれば、法人需要は急減する可能性があります。
また、現物ETFの普及により、機関投資家が直接BTCを保有する必要性は相対的に低下している点も見逃せません。
まとめ
今回のデータが示すのは、「企業採用拡大」というナラティブと「実際は一社集中」という現実のギャップです。
これは過渡期の現象なのか、それとも新しい企業財務モデルの定着なのか。今後は他企業の参入動向や会計基準の変化を含め、より広い視点で注視する必要があると考えます。