6月後半から7月前半にかけて大きな動きを見せたビットコイン(BTC)相場、8月に入ると6日以降やや弱含みは見られますが、他のアルトコインと比べるとビットコインの独走状態が続いています。
全体の時価総額は31兆円
現在の仮想通貨全体の時価総額は再び31兆円まで回復。出来高も増加傾向が続いています。
ドミナンスはBTCがシェア拡大中
主な仮想通貨ドミナンス(8月5日現在)
- ビットコイン(BTC):67.01%
- イーサリアム(ETH):8.11%
- リップル(XRP):4.66%
- ビットコインキャッシュ(BCH):2.04%
- ライトコイン(LTC):2.01%
ドミナンスはビットコインだけが時価総額が増加。2位のイーサリアム、3位のリップルは数字を落としているため、ビットコインとの差がどんどん広がっています。
ビットコインだけが伸びている理由に、各国の通貨不安によるデジタルゴールドつまりはビットコインへの投資が増えたこと。オールドマネー系がビットコインを資産として扱いはじめた事によるプレイヤーの変化などがあります。
ビットコイン(BTC/JPY)週足チャート【移動平均線】
出典:bitbank (8/11現在)
テクニカル分析:移動平均線(MA) 20日、90日、200日
移動平均線に、ボリンジャーバンドでも利用している20MAを入れました。価格は長期線の200MAから離れ、中期線90MAも明確に上抜け、短期線20MAとのゴールデンクロスも見られます。価格は20MAの強い上昇トレンドのラインに沿って上がっています。
ビットコイン(BTC/JPY)週足チャート【ボリンジャーバンド】
出典:bitbank
テクニカル分析:ボリンジャーバンド、±2σ、3σ
ミドルバンド(20SMA):上向き
4月からの強い上昇トレンドは7月の直近高値でボリンジャーバンド+3σに到達後下落し、+2σも下抜けている状況。ただバンドの向きは以前上向きで、ミドルバンドは強い上昇の角度を保っています。価格がミドルバンドを明確に下抜けたらトレンド転換となりますが、今の所まだ上昇の余地ありです。
節目を探る、ビットコイン(BTC/JPY)週足チャート
出典:bitbank
2017年12月の最高値から2018年12月の直近最安値までを結んで、フィボナッチリトレースメントを引いています。
上昇するビットコイン価格が押し戻されたのは、61.8%の1,569,800円の手前。なかなか価格が定着しないのは、半値ラインの1337327円付近。そして現在は120万円前後でもみ合い状態が続きます。
トレード戦略的には、この半値ラインや61.8%ラインを超えたら急激に上昇が加速する可能性と、目標価格への達成感による「利益確定の売り」という両面から見ていく必要があります。
まとめ
ビットコイン相場はしばらく上昇トレンドが継続してきたので、そろそろ調整が入ってもおかしくありません。ただし長期的に見るとまだまだ上がると思いますので、長期投資とスイングトレードをうまく使い分けていきたいと思います。
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