大手金融機関JPモルガンが独自の仮想通貨JPMコイン発行の計画を発表し、市場では話題になっている。
しかし、リップルCEOはJPMコインに対して懐疑的な目を持っているようだ。
リップルCEO「重要な点を見落としている」
リップルCEOを務めるブラッド・ガーリングハウス氏はTwitterにて、大手金融機関JPモルガンが発行する仮想通貨について、「重要な点を見落としている」と批判した。
JPMコインは「1コイン=1ドル」の価値を担保されたペッグ通貨であり、ブロックチェーンを用いた決済時間の短い取引に使うことを目的としている。
ガーリングハウス氏はこのJPMコインが、限定的なネットワークに依存している点で全く革新的でないと批判した。
そして、文末には自身が2016年に執筆したLinkedinのリンクを添付し、銀行が発行する仮想通貨に対する自身の考えを再度強調。
「銀行独自のデジタル資産は、それを発行する銀行間でしか効率的に決済できない」と述べ、異なるトークンを発行する銀行間の取引は複雑になると説明。
そのため、真の意味での効率的な決済を実現するためには、銀行が通貨とは別に独自の資産を持つことが重要であり、送金能力の高いXRPが最適であると話していた。