ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨の時価総額ランキングなどのデータを提供するコインマーケットキャップ(Coin Market Cap)は「リップル(XRP)は詐欺師」というツイートを行い、間違えだったとしてツイートを消去して謝罪した。
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リップル(XRP)は偽物?
問題となったのはコインマーケットキャップの公式ツイッターがツイートした内容で、人気ゲームのアモングアスを例にビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、BNBなどの人気仮想通貨をキャラクターに例え
「この仮想通貨の中にインポスター(Impostor)が一人いる」
という画像をツイート。
正解はリップル(XRP)という連続したツイートをしており、理由としてリップル社が発行して供給をコントロールし管理しているため仮想通貨の目的とそぐわないと独自の見解を述べた。
インポスターとは詐欺師を意味する単語で、ゲーム”アモングアス”での宇宙飛行士の偽物で人狼の役割を担う。
ツイートは消去し謝罪
対象のツイートはすでに消去されており、コインマーケットキャップは「間違いだった」としており、なにかの基準で仮想通貨同士を比較するつもりはなかったが新規チームメンバーはその意向を十分に理解していなかったとツイートしている。
We made a mistake — #CoinMarketCap does not want to compare the merits of any crypto over the other.
— CoinMarketCap (@CoinMarketCap) April 29, 2022
A new team member was not familiar enough with our policy on commenting on other projects, but now they are!
We aim to be unbiased and let the algorithms do the talking.
リップルは過去に仮想通貨の主軸技術であるブロックチェーンを”ブロックを生成するから遅い”とし、リップルは分散台帳技術(DLR)であると主張していた過去がある。現在は分散台帳技術という言葉は聞かなくなり、ブロックチェーンが主流となっていることからリップルもブロックチェーンと言い換えている。これらのことからリップルに否定的な古参ユーザーも多いのは事実だ。
リップルは仮想通貨
リップル(XRP)は仮想通貨の一つであり、そもそも仮想通貨の定義は非常に曖昧でその目的や分散度合いを考慮されるものではない。2020年から続くSECがリップル社を証券取引法違反であるという裁判で提出された資料では、リップル社が最初の発行時に全てのXRPを保有しており実際に役員などに報酬として振り分けや、供給量のコントロールを行ったのはコインマーケットキャップが主張するように事実となっている。
一方でイーサリアムやビットコインのように分散度合いが高かったりバイナンスのBNBやEVMチェーンのような少数の参加者(バリデータ)でネットワークを保つものなども多く、仮想通貨の定義は非常に広義かつ正しいものはないと言えるだろう。
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