イーサリアム上に展開する新たなイーサリアム互換のL2ネットワーク”オプティミズム(Optimism)”は、4月27日に事前発表していたDAOのガバナンストークン"OPトークン"を1日深夜公式にローンチした。
OPトークンをエアドロップされているユーザーはオプティミズムネットワーク上で発行(Claim)をすることができるようになっており、最大で1OPが9ドル前後を記録した。
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オプティミズム”OPトークン”正式に発行開始へ
オプティミズム(Optimism)とはイーサリアムとブロックチェーン外のハイブリッド方式となるロールアップ(Rollup)という技術を採用したレイヤー2(以下L2とする)ネットワークだ。オプティミズムはイーサリアムのセキュリティをそのまま使用することができ、手数料が安くてより高速なネットワークとなっており、DeFiやNFTを利用することができるという特徴を持つ。
オプティミズムは公式アナウンスはしていないものの、5月29日にOPを発行(Claim)するためのコントラクトがデプロイされ1日に日付が変わる前後に発行が密かに開始された。もともとのOPエアドロップ給付金の対象を確認するページからはできず、チェックページ(https://app.optimism.io/airdrop/check)からできるようになっている。
超速報:イーサリアムL2“Optimism”のOPトークンがローンチ。 $OP のClaimが公式に開始!
— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) May 31, 2022
一部仮想通貨取引所ではすでに事前上場されており、入金が可能となっています。Claimは下記URLからhttps://t.co/ib7JCIoOWm#イーサリアム #仮想通貨 #Ethereum #L2 #Optimism #OP #エアドロップ #DeFi pic.twitter.com/VFNOKWwAqG
OPトークンを発行(Claim)するやり方
OPトークンを発行するには通常の発行手続きと異なり、オプティミズムのQ&Aに答える必要がある。まず発行ページ(https://app.optimism.io/airdrop/check)にアクセスし上記ツイートと同じ「Start claim process」をクリック。
すると画面右側にQ&Aが表示されるので、答えをD→C→Dと順番に回答して一番したの赤いボタンで3回回答する。
さらにOPトークンのエアドロップ規約(Constituion)に同意する必要があり画面右側の「Review the constitution」の下の「I have read and understood the constitution」にチェックを入れて、「Continue」をクリックしよう。
その後OPトークンの委託(Delegate)を勧められるため、エアドロップ第二弾の条件となる可能性があることから筆者は委託署名をすることを推奨する。
「Choose a delegate who shares your values」というページが出てくるので、興味があるものをDeFiなどを選択し、「View delegates」という赤いボタンをクリック。すると委託先の候補が出てくるので、対象を選択(ここではL2BEATのKris Kaczor氏を選択)してDelegateをクリックすることでOPトークンの発行を開始することができる。
OPトークンの発行コントラクトアドレス
ここで注意したいのはOPトークンを発行するだけなら1度で済むという点だ。署名先のコントラクトは
OP発行:0xFeDFAF1A10335448b7FA0268F56D2B44DBD357de
OP委託:0x4200000000000000000000000000000000000042
となっている。
OPトークンのエアドロップは最大518万円
オプティミズムは一人が複数のアカウントを使ってエアドロップ給付金を得る”シビルアタック”を入念に検閲しており、エアドロップの対象から外れたユーザーが有していたOPトークンを対象者全員に付与しなおしたことで、約7%増加している。
もしオプティミズムを常時利用していたユーザーであればOPトークンは一時14ドルをつけたことから、約4万ドル日本円にして”518万円”を最大で得ることができたことになる。またオプティミズムを使用していなくてもアービトラムなどのL2やイーサリアムと互換性のある他のチェーンにブリッジしている場合でも約400OPが対象となっており、最高値で売却できていれば5600ドル約70万円を得ることができたということになるだろう。
L2のエアドロップはアービトラム(Arbitrum)がまだ行っていないため、より利用者の多いアービトラムの方に期待ができるだろう。
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