仮想通貨市場はレンジ相場を受ける方向に注目

主要通貨がレンジ相場を形成しつつある仮想通貨市場。上下どちらの方向に抜けるかでその様相は大きく変わってくるだろう。

それでは、各通貨の変動を確認していこう。

ビットコイン(BTC)

14日6時時点でのビットコイン(BTC)価格は428,166円。前日同時刻比-0.4%の価格下落となった。

12日午後から価格が上昇しているビットコイン。ファンダメンタル要因として世界的コンピュータ企業IBMがビットコイン資産管理サービスを開始したことが関与している可能性も考えられる。

世界最大級のコンピュータ会社であるIBMは、パートナーである投資会社Shuttle Holdingsを通じて仮想通貨とトークンの保管サービスを開始した。

 その後はオレンジ色の43.1万円ライン(③)から42.8万円の範囲の価格帯を推移。レンジ相場を形成しつつあることが読み取れる。

今後はこのレンジをどちらに抜けるかが重要になってくるだろう。

43.1万円ライン(③)を抜けた場合には青色の43.8万円ライン(①)、赤色のレジスタンスライン(②)を意識しながら価格が上昇していくと考えられる。

一方、42.8万円ラインを割った場合には、黄緑の42.5万円(④)、ピンク色の42.1万円(⑤)を目指していくことだろう。

(参考 TradingView BTC/JPY 一時間足)

リップル(XRP)

14日6時時点でのリップル(XRP)価格は0.321ドル(35.7円)。前日同時刻比+1.4%の価格上昇となった。

13日の午後からリップルは価格が上昇し始めている。

注目ポイントである黄緑の0.318ドルライン(③)を突破すると、一時は0.327ドル((36.4円)まで上昇。その後は再度③ラインを意識した変動をしている。

ここから上昇のシナリオを描くには、オレンジの0.331ドルライン(①)をブレイクするかが鍵になるだろう。

一方で赤色の下落トレンドライン(②)、青色の0.313ドルライン(①)に向かっていくことが予想される。

(参考TradingView XRP/USD  一時間足)

イーサリアム(ETH)

14日6時時点でのイーサリアム(ETH)価格は134.64ドル(14,980円)。前日同時刻比-1.2%の価格下落となった。

12日夕方にかけて価格上昇をしたイーサリアムだが、現在は横ばいでの価格推移が続いている。

今後大きく上昇するためには黄緑の135.89ドルライン(③)をブレイクすることが必要になるだろう。

その場合は①の長期の下落トレンドラインや赤色の143.58ドル(②)を目指していくことが考えられる。

(参考 TradingView ETH/USD 一時間足)

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