ここ数日ビットコイン(BTC)価格は大幅な落ち込みを見せていますが、暗号資産(仮想通貨)アナリストのTradingShot(トレーディングショット)氏は、これが強気サイクルの終わりではなく、これから本来のサイクルトップを目指すと予測しています。
過去のサイクルから予測されるピークは?
トレーディングビュー(TradingView)への投稿でTradingShot氏は、現在の価格低迷をよそに、ビットコインが20万ドル(約3,162万円)にまで上昇すると予測しました。彼は2025年が地政学的および経済的なニュースにより、高いボラティリティで始まったことに触れ、今回の強気市場が今年いっぱいで終息するとも予測しています。
しかし現在の価格低迷が市場のピークを意味するものではなく、11月ごろにサイクルトップが訪れる可能性をTradingShot氏は指摘しています。彼の予測の根拠は、過去の3つのサイクルトップが、いずれも11月か12月に記録されていることにあります。
彼が示すトレーディングビューのデータでは、2013年12月、2017年12月、2021年11月にそれぞれのサイクルトップが訪れています。そして最新のサイクルでは、Piサイクルトップ指標の上、しかもLGC(対数成長曲線)ゾーンの上方からサイクルトップが形成されています。彼の予測では、2025年11月までに上方から2番目のLGCゾーンの底でリテストするとしても、ビットコイン価格は20万ドルに達する可能性があるということです。
一方でTradingShot氏はテクニカル面では、ビットコイン価格のピークは18万ドル(約2,846万円)から20万ドルの間になる可能性が高いと見ています。それでもこの価格帯はPiサイクルの下にあるので、順当なシナリオだと言えるでしょう。
スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered)も、2024年に彼と同様の予測を公表しており、2025年末までには20万ドルを達成するという見解です。また投資会社バーンスタイン(Bernstein)は、年末までに20万ドルに到達するという見解について「控え目な見積」だとしています。
価格の反発が近いという予測も
同じく著名なアナリストのアリ・マルチネス(Ali Martinez)氏は、現在の価格低迷からの反動はもっと早く生じると予測しています。彼は「X」への投稿で、およそ21億ドル(約3,320億円)に相当する22,000BTC以上が、前週に取引所から引き出されたことを明らかにしました。これが仮想通貨クジラの蓄積によるものだとすれば、ビットコインの価格回復につながる可能性が高くなります。
さらにマルチネス氏は、ビットコインが93,000ドル(約1,470万円)を切ったタイミングで、バイナンス(Binance)のトレーダーの63.92%がロングポジションに切り替えたことも明らかにしました。彼らは10万ドル(約1,581万円)以上の時にはショートポジションでした。マルチネス氏はこの動向から、ビットコイン価格の反発が近いと見ているようです。
日本時間1月10日正午現在、ビットコイン価格は93,300~93,400ドル(約1,475~1,477万円)程度で推移しています。
参考
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