
運用資産1013兆円でオンライン証券としても知られるチャールズ・シュワブのCEO、リック・ワースター(Rick Wurster)氏は「クライアント向けに1年以内のビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨(暗号資産)の現物取引のローンチを目指す」と収支報告会にて述べた。シュワブは2024年11月の仮想通貨推進派、ドナルド・トランプ氏の米大統領選勝利に伴い、規制変更における現物取り扱い可能性について述べていた。
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チャールズ・シュワブ、仮想通貨現物取引の1年以内取扱いを目指す
米国におけるネット証券として知名度が高く、預かり運用資産が1013兆円を超える金融機関のチャールズ・シュワブは、同社の収支報告会にてCEO、リック・ワースター(Rick Wurster)氏が同社クライアント向けに1年以内にビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの現物取引の提供を目指すと述べた。
この背景には2024年11月の米大統領選挙にて、仮想通貨推進派のドナルド・トランプ氏が勝利したことが大きく、同社はトランプ大統領が仮想通貨規制を変更して証券会社などが仮想通貨取扱いを可能となったとき、現物売買サービスを提供するとしていたのだ。2025年1月のトランプ大統領の就任式後には事実売り、その後にいわゆるブラックマンデーが警戒されたいわゆる「トランプ関税ショック」における下落はしているものの、リップル社をはじめとする米国の仮想通貨業界への米国証券取引委員会(SEC)による訴訟を終わらせ、ビットコイン準備金として知られる仮想通貨準備金を構築するための大統領令署名など米国における仮想通貨の取扱いがバイデン政権とは180度違う状態となっている。
これらの背景からブラックロックやフィデリティなどもイーサリアムのステーキングETF申請や現物での償還などのビットコインETFとイーサリアムETFのオプション追加変更を申請しているため、まさに規制環境の大幅な変更が行われていることになる。
BTC速報:運用資産7.13兆ドル(1013兆円)の「チャールズ・シュワブ( $SCHW)」CEO、Rick Wurster氏は収支報告において規制の変更を鑑みてビットコインやイーサリアムなどの現物売買提供を1年以内のゴールにすると発表。… https://t.co/Au5iVUPnAz pic.twitter.com/voFjwaMVll
— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) April 20, 2025
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チャールズ・シュワブにおける仮想通貨サービス
シュワブはすでに1013億円の預かり資産のクライアントに対してCMEのビットコイン先物やイーサリアム先物取引、さらにはブラックロックやフェイでリティが提供する現物型のビットコインETFやイーサリアムETFへのアクセスをクライアントに提供しているという。
ボラティリティの高い市況から多くのクライアントはリバランスをしており、これらの影響によりシュワブの四半期の利益は40%増加したと報告、そして同社の仮想通貨サービスに関するページへのアクセスが400%増加しており、70%の顧客が見込み客だという。これらのことからシュワブは仮想通貨の現物取引におけるクライアント需要ああると踏んでおり、規制環境の変更となることを予見しているという。
トランプ政権における関税ショックにより米国株の下落が仮想通貨にも直撃しているが、仮想通貨推進派のトランプ政権はより長期的視点でみて仮想通貨市場においてポジティブな影響を与えるだろう。
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