
ブラックロックビットコインETF完全ガイド|IBIT投資の全て【2025年最新】
冒頭の直接回答
ブラックロックのビットコインETF「IBIT」は2024年1月に承認された現物型ETFで、運用残高885億ドル超を誇る世界最大のビットコインETFです。日本では未承認ですが、仮想通貨取引所で直接ビットコイン投資が可能です。
要点
- ブラックロックIBITは2024年1月承認、運用残高885億ドル突破
- 日本では現在未承認、2027年頃の承認が予想される
- 国内投資家は仮想通貨取引所での直接投資が主流
- 経費率0.25%と低コストでビットコイン投資が可能
- 機関投資家の大量流入により市場への影響力が拡大中
ブラックロックビットコインETF(IBIT)とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックが提供する「iShares Bitcoin Trust ETF(IBIT)」は、2024年1月11日にSEC(米証券取引委員会)から承認を受けた現物型ビットコインETFです。このETFは従来の先物型とは異なり、実際のビットコインを保有する現物型として革新的な投資商品となっています。
IBITの基本情報
- 正式名称:iShares Bitcoin Trust ETF
- ティッカーシンボル:IBIT
- 上場日:2024年1月11日
- 経費率:年0.25%
- 取引所:ナスダック
- 基準価格算出:CME CF Bitcoin Reference Rate
公式サイトによると、IBITは現物ビットコインの価格動向を忠実に反映する設計となっており、投資家がビットコインを直接保有することなくエクスポージャーを得ることができます。
IBITの運用実績と最新動向
ブラックロックIBITは記録的な成長を遂げており、2025年9月時点で運用資産残高885億ドルに達しています。これはETF史上最速の成長ペースとして注目を集めています。
2025年運用実績
- 純資産総額:885.6億ドル(2025年9月時点)
- 保有ビットコイン数量:70万BTC超
- 累計純流入額:487億ドル超
- 年間収益:1.91億ドル
Bloomberg報道によると、IBITの成功により同社のS&P500ETF(IVV)の年間収益を上回る結果となっており、ブラックロックの収益ランキングで3位にまで上昇しています。
市場への影響
IBITを含むビットコインETFの承認により、機関投資家の大量資金流入が実現しました。ハーバード大学基金が1億1600万ドルを投資するなど、教育機関や年金基金からの投資が拡大しています。
日本での投資状況と承認見通し
残念ながら日本では2025年9月現在、ビットコインETFは金融庁による承認を受けておらず、国内証券会社での取り扱いはありません。
日本での現状
- 承認状況:未承認(2025年9月時点)
- 取り扱い証券会社:なし
- 代替投資手段:仮想通貨取引所での直接投資
KPMG Japan幹部の発言によると、日本でのビットコインETF承認は2027年春が最も早い時期として見込まれています。
SBIの取り組み
SBIホールディングスは2025年8月に日本初となるビットコインおよびXRP ETFの申請を行っており、業界では2025年9月から10月にかけての承認に期待が集まっています。
ビットコインETFの仕組みとメリット
ビットコインETFは従来の暗号資産投資と比較して多くの優位性を提供します。
ETFの仕組み
現物型ビットコインETFは実際のビットコインを信託保管し、その価値に連動する株式として取引されます。投資家は株式と同様の手続きでビットコイン投資が可能になります。
主要メリット
- 規制された環境での投資:SECの厳格な基準をクリアした安全性
- 簡単な投資手続き:既存の証券口座で取引可能
- 税制上の優遇:米国では長期キャピタルゲイン税制の適用
- 保管リスクの軽減:プロフェッショナルな資産管理
- 流動性の向上:大手取引所での取引による高い流動性
手数料比較表
ETF名 | 運用会社 | 経費率 | 純資産総額 |
---|---|---|---|
IBIT | ブラックロック | 0.25% | 885.6億ドル |
FBTC | フィデリティ | 0.25% | 213.5億ドル |
BITB | ビットワイズ | 0.20% | 20.1億ドル |
ARKB | ARK Invest | 0.21% | 35.2億ドル |
出典:2025年6月最新データ
日本の主要仮想通貨取引所
日本国内でビットコイン投資を行う場合は、金融庁認可済みの仮想通貨取引所を利用することをおすすめします。
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特徴
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主な取扱銘柄:BTC、ETH、XRP、ADA、SOL等主要手数料
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- 入金手数料:無料
- 出金手数料:無料
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よくある質問(FAQ)
Q1. ブラックロックのビットコインETFはいつから取引開始されましたか?
A.2024年1月11日にSECの承認を受け、同日から取引が開始されました。
ブラックロックのIBITは、フィデリティ、グレイスケールなど他社製品と同時に承認された11のビットコイン現物ETFの1つです。2024年11月19日からはオプション取引も開始され、より多様な投資戦略が可能になっています。CoinPost詳細記事
Q2. 日本でビットコインETFが承認されるのはいつ頃ですか?
A.最も早くて2027年春頃の承認が予想されています。
KPMG Japan幹部によると、規制環境の整備や投資家保護の観点から慎重な検討が続いており、2027年春が最も現実的なタイムラインとされています。ただし、SBIホールディングスの申請など業界の動きにより前倒しされる可能性もあります。WebX2025での議論
Q3. IBITの経費率や手数料はどの程度ですか?
A.年間経費率は0.25%で、業界標準的な水準です。
IBITの0.25%という経費率は、同様のビットコインETFと比較して競争力のある水準です。初期キャンペーンとして手数料免除期間を設けることもあり、欧州展開時には年末まで0.15%の手数料免除を実施しました。BeInCrypto報道
Q4. 現在日本でビットコイン投資をする最良の方法は何ですか?
A.金融庁認可済みの仮想通貨取引所での直接投資が最適です。
ETF承認まで待つより、GMOコインやSBI VCトレードなど手数料の安い取引所で直接ビットコインを購入する方が現実的です。積立投資機能を活用すれば、ドルコスト平均法による分散投資も可能です。取引所比較記事
Q5. ブラックロックETFと直接ビットコイン投資の違いは?
A.ETFは証券投資、直接投資は暗号資産投資として扱いが異なります。
ETFは証券として税制優遇(米国では長期キャピタルゲイン税制)を受けられる一方、直接投資は暗号資産として総合課税の対象となります。また、ETFは保管リスクがない代わりに経費率がかかり、直接投資は自己管理が必要ですが手数料を抑えられます。
まとめ
ブラックロックのビットコインETF「IBIT」は、2024年の承認以来885億ドル超の運用残高を達成し、機関投資家のビットコイン投資を促進する革新的な金融商品となっています。日本での承認は2027年頃と見込まれますが、国内投資家は手数料の安い仮想通貨取引所での直接投資により、同様のビットコインエクスポージャーを得ることができます。
投資を検討される方は、各取引所の手数料体系やサービス内容を比較し、自身の投資スタイルに最適な方法を選択することが重要です。
出典
- ブラックロック公式 - iShares Bitcoin Trust ETF(確認日:2025年9月17日)
- Bloomberg - ビットコイン飲み込む「クジラ」、ブラックロックのETFが変えた景色(確認日:2025年9月17日)
- CoinPost - 米ブラックロック、ETFトークン化を検討=報道(確認日:2025年9月17日)
- あたらしい経済 - ブラックロック、ETFのトークン化を検討か=報道(確認日:2025年9月17日)
- Diamond ZAi - 【最新】仮想通貨取引所の手数料比較ランキング(確認日:2025年9月17日)
- SBI証券 - 日本上陸はいつ?ビットコインETFについて今知っておくべきこと(確認日:2025年9月17日)
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