Xpringが仮想通貨ATM開発企業に投資
9月13日に、リップル(Ripple)社の投資部門であるスプリング(Xpring)が、アメリカを中心に仮想通貨のATMを展開している企業コインミー(Coinme)に出資したことをメディウム(Medium)上のアカウントで発表した。
Twitter上にあるCoinmeの公式アカウントも、RippleのXpringと新しく設立されたブロックチェーンフィナンシャルファンドが最近オープンされたA-1資金調達ラウンドの一環として投資を行ったと発表できることに興奮していると呟いている。このツイートには、Xpring責任者のイーサン・ビアード(Ethan Beard)氏のコメントとニュースサイトであるグローブニュースワイヤー(GlobeNewswire)へのリンクが添えられている。
We are thrilled to announce our that @Ripple's #Xpring and the newly established #Blockchain Finance Fund have made investments as part of our recently opened A-1 funding round.
Full Release: https://t.co/yjNH4JiQpR pic.twitter.com/qCkrgICUjg
— Coinme (@CoinmeATM) September 13, 2019
ビアード氏は「私たちは、お金を変える可能性のあるミッション主導型企業を支援する。coinmeチームはこのミッションに尽力しており、今回の提携には興奮している」とコメントしている。GlobeNewswireが報じた記事によると、CoinmeはXpringから150万ドル(約1億6,500万円)の投資を受けたとのことだ。
Coinmeとは
Coinmeは、ワシントン州シアトルを拠点とし、アメリカ初となる認可済みのビットコインキオスク会社である。50以上の国でサポートしており、これまでに3万人以上の顧客に対して5,000万ドル(約55億円)以上のデジタル資産の交換を行った。
また2019年1月17日には、セルフサービスでビットコイン(BTC)を購入できるキオスク端末の運営を行うコインスター(Coinstar)が、Coinmeとの提携を自社サイト内のプレスリリースで発表している。
Coinstarとは
Coinstarは、ワシントン州ベルヒューに拠点を構える、硬貨を紙幣に交換できるATMを運営する企業だ。1991年に設立され、1992年に第1号となるマシンをサンフランシスコに設置した。カナダやヨーロッパにも進出しており、2019年には西ヨーロッパで10億枚を超える硬貨の交換を達成している。
Coinmeと提携したことで、一部のATMではビットコインの取り扱いを開始した。またECサイトのAmazonの残高を追加するサービスも提供している。2018年7月27日に日本に上陸し、アジアで初めて総合スーパーであるアピタのアピタテラス横浜綱島・アピタ長津田・アピタ戸塚の3店舗に導入された。
参考
・Coinme Secures Commitments of $1.5M in Funding from Ripple’s Xpring and Blockchain Finance Fund
・Investing in Coinme
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文:かにたま