- Rippleが新たに買収
- RippleはXRPの流動性を強化するために、アイスランドの仮想通貨取引企業を買収した。直近の企業買収の動きを材料視しXRPは14%の上げ幅を記録。
米リップル社が新たに買収
リップル社はアイスランドを拠点にする仮想通貨取引企業Algrim社を買収した。
今回の買収の目的は欧州への事業拡大だ。9月30日の発表でリップル社はAlgrim社について、「現在、国際送金にXRPを活用する、オンデマンド流動性を備えた商品の開発を行っている。その開発にAlgrim社は不可欠な存在だ」と説明している。なお、買収に関する詳しい条件は明らかになっていない。
Algrim社CEOのDadi Armannsson氏は今回の買収について、「リップル社のメンバーに加わるという決断は自然な流れだ。リップル社と当社は、デジタル資産やブロックチェーン技術を普及させるという共通のビジョンを持っている。当社は今まで何年も普及に向けて取り組んできた」と語った。
リップル社は今後アイスランドを技術拠点の1つにすると説明している。アイスランドに新たなオフィスを構え、技術経験が豊富な現地の人材の雇用を増やしていくことを計画しているという。
先週、リップル社は決済ソリューションのスタートアップLogosを買収したばかりで、9名のエンジニアをリップル社の投資部門である「Xpring」のチームに加えた。このメンバーは、XRPを基にした分散型金融商品(DeFiプロダクト)の開発に従事することになっている。
これらの好材料を受け、XRPは急上昇し、一時14%の上げ幅を記録した。今も前日比6%高で取引されている。