現物決済ビットコイン先物を提供するBakkt(バックト)は、エコシステムの要となる消費者と事業者のポータルとなるアプリを開発していると発表。このアプリは2020年上半期にローンチを予定しているという。
スターバックスとBakktとの共同テスト
Bakkt自体のローンチは、2018年8月3日にローンチを発表しその最初のステップとして現物決済されるビットコイン先物がICE Future U.S.にて上場された。だが最初の報道ではマイクロソフトやスターバックスと共同で開発し、ビットコイン先物や仮想通貨などのデジタル資産の決済などを包括した巨大エコシステムとしての発表だった。
ビットコイン先物のローンチが約1年以上かかったことから忘れられがちだが、Bakktの現物決済のビットコイン先物はこのエコシステムの大きな一歩だったのである。Bakktの公式発表によると、初期パートナーであるスターバックスと共同でアプリのテストを行うとしており、2020年上半期でのローンチを予定しているという。
Bakktはマイクロソフトとスターバックスなどと共同で新たなプラットフォームを開発し、消費者や機関がデジタル資産を売買、保存や支払いに使用できるシームレスなグローバルネットワークを目指す #ビットコイン #NYSE #仮想通貨 #Bakkt #ICE #ビットコイン先物 #マイクロソフト #スターバックス
— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) August 3, 2018
Bakktアプリの利点
BakktのCPO Mike Blandina氏によると、
「仮想通貨などのデジタル資産の本領を発揮させ、消費者がより送金や決済、トランザクションの確認を用意に行うためのアプリをローンチする。事業者はBakktエコシステムによるデジタル資産の加速によって、より多くの顧客を獲得できる」
としている。現在はビットコイン先物をICE Future U.S.で提供しているが、最初に行われたBakktのローンチ発表では”デジタル資産”としており、Bakktエコシステムでのサポートはビットコインを最初に選んでいるもののイーサリアムなどのアルトコインもサポートするようだ。
Bakktの目指す”壮大なエコシステム”
またBlandina氏は仮想通貨だけではなく、ブローカレッジ業者に委託している証券などの処理を含むデジタル資産全体のサポートをBakktの特徴としてデザインしているとしており、
「Bakktのビジョンは仮想通貨を含むデジタル資産のカストディ、決済、取引と送金を提供し、デジタル資産のポートフォリオ管理を行えるプラットフォームを消費者に提供することだ。」
と述べている。