仮想通貨愛好家であるジョン・ホルムキスト(Jon Holmquist)氏が、過去7年間開催していたイベントのビットコインブラックフライデーの終了を公式サイトで発表した。
ビットコインブラックフライデーは、仮想通貨の使用方を分かりやすく説明するためのイベントとして2012年から開始された。ブラックフライデーとは、アメリカの感謝祭(Thanksgiving Day)の翌日にあたる11月の第4金曜日のことである。
ビットコインブラックフライデーは、これまでの7年間で6回のイベントが行われている。同氏は、ビットコインブラックフライデーのタスクの完了とサイトの最初のミッション達成を終了の理由に挙げていた。同時に他の人や会社がサイトとイベントが引き継ぐことを望んでいるなら議論することを受け入れると明言しており、連絡先としてメールアドレスも公式サイトに記載している。
ビットコインブラックフライデーが終了する理由
ビットコインブラックフライデーの公式サイトでホルムキスト氏は、「私はビットコインを消費者の支払い手段として使用することに夢中になった。ビットコインキャッシュのような他の代替手段が存在しているが、ビットコインの基本的なユースケースは、投資の1形態であり新しい金融手段として存在していると思う」と述べている。
また、「私のキャリアと個人的な見解の両方で、ビットコインを新しい決済方法として使用することから離れた」と説明した。ビットコインブラックフライデーについてホルムキスト氏は、「仮想通貨の使用を分かりやすく説明するイベント」と答えており、「そのタスクは完了した」とも述べた。
さらに「仮想通貨の普及と一般知識の認識によりビットコインの抱えていた初期の問題は、過去のものとなった。このサイトの最初のミッションは、まさに達成されたと思う」と説明している。なお同氏は10月10日、ツイッター上の自身のアカウントでビットコインフライデーのリンクを添え「時代の終わり」と投稿していた。
ビットコイン愛好家として知られるホルムキスト氏
ジョン・ホルムキスト氏は、初期からのビットコインの愛好家である。2013年にコミュニティマネージャーとしてリップル(Ripple)に参加した時には、Rippleがビットコインの成長できる唯一の道だと答えている。ビットフライヤーUSのブログを執筆していたこともある。
参考
・The end of Bitcoin Black Friday
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文:かにたま