ブロックチェーン導入で農家の収入が1割増の見込み
アフリカ・ウガンダにあるコーヒー会社Carico社は、ブロックチェーン技術を導入することでコーヒー農家の収入が10%ほど上昇するに違いないと考えている。
ブロックチェーン技術をコーヒー事業に利用することは会社、農家、そして消費者すべてにとって有益であるという。
Carico社は、購入者はコーヒーの出荷に関する情報を明らかにすることで今までより多くの金を支払う気になるだろうと予想しているようだ。
ロジックは以下の通りである。
- ブロックチェーン技術の導入により農家の集荷センター、倉庫、検査センターへの豆の配達データ、および最終輸出を追跡することが可能になった。
- ブロックチェーン技術は改ざんがほとんど不可能であるため、情報は嘘のない信憑性の高いものになっている
- コーヒーにその信憑性の高い情報をくっつける
- 購入者はスマホでコーヒー容器のQRコードをスキャンするだけで豆の種類、収穫年、生産者などの正確な情報を認識できるようになる
- 従来より信頼のできるコーヒーを飲むことができるため、より多くの額を支払う
信頼のできるコーヒーを飲むことができることから消費者の満足度があがりコーヒーの価格が上がると予想を立てている。
このようにブロックチェーンは信憑性の高い情報を共有することで、消費者に安心感を与え満足感を与えることができるようになる。
コーヒー産業だけでなく、ほかの農業や信頼性が重要になる他分野の産業では、これからブロックチェーンは活躍していくであろう。
他分野でいえば、2018年10月4日からウガンダ政府がWalaと共同でブロックチェーンに基づく再生可能エネルギー経済の開発をしており、ブロックチェーン技術の広がりを見せつつある。
ウガンダに住む人々にとってブロックチェーンはどんどん馴染みの深いものになっていきそうだ。