バイナンスがチリーズと戦略的パートナーシップを締結、CHZのステーキングも

仮想通貨チリーズ(Chiliz)が12月14日、世界大手の取引所バイナンス(Binance)と戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

バイナンスロンチプールへファントークンを割り当て

チリーズの初期から投資を行ってないるバイナンスは、チリーズに対して追加投資と長期的なパートナーシップを締結した。今回のパートナーシップにより、トークンをステークして新しいトークンを獲得できるバイナンスのプラットフォームのローンチプール(Launchpool)に、ファントークンの割り当てが決定した。

1回目のファーミングは日本時間で12月15日午前9時に開始しており、バイナンス発行のバイナンスコイン(BNB)とステーブルコインのバイナンスドル(BUSD)、チリーズ(CHZ)の3種類のファーミングが可能。ファーミングの上限はない。

ファーミングを行うと30日後に、イタリアのサッカーチームであるユベントスのファントークン(JUV)、あるいはフランスのサッカーチームのパリ・サンジェルマンのファントークン(PSG)を獲得できる。

また日本時間12月21日午後3時、バイナンスの高リスクの新しい革新的なトークンが取引可能な「イノベーションゾーン」に、JUVとPSGが上場。ビットコイン、バイナンスドル、テザー(USDT)の3種類でそれぞれ取引できる。

デジタルバッチや各種NFTも発行予定

今回のパートナーシップ締結に合わせてバイナンスは、トークンを紹介するバイナンスリサーチ(Binance Rearch)にJUVとPSGの両方を追加した。このリサーチによると、JUVとPSGそれぞれのファントークンは、2020年6月から8年間にわたり、年間250万枚をリリースする。

またそれぞれのファントークンには、ガバナンス、報酬、ステーキングの3つの機能がある。ガバナンスではファントークン保有者による投票で意思決定を行い、ステーキングでは将来的に、ファントークンをステーキングすることで、他にはないNFT(代替不可能なトークン)を獲得することができる予定。この他にもゲーム用のNFTやスタジアムへのVIPアクセス、試合開催日のチケットのNFTなどが計画されている。

参考
Ahead Of The Game: Binance Announces New Strategic Partnership With Chiliz

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文:かにたま

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