IBM仮想通貨部門副部長を務めるジェシー・ルンド氏はビットコインが将来「100万ドル(約1.1億)に到達する」と強気な予測を示した。
世界的大手企業の役員がビットコインの将来性を高く評価していることは、特筆すべき事実である。
「ビットコインはいずれ100万ドルに到達する」
IBM最大のイベントThink 2019に登壇したルンド氏はインタビューに応答。はじめに仮想通貨の注目すべきポイントについて持論を述べた。
価値が上がるに連れて有用性が向上することから、ユーザーは目先の価格変動ではなく、実用例などの有用性により注目すべきだと主張した。
そして、仮想通貨は目先の利益のみに注目する投機家が、その価値を下げていると追記している。
さらに、インタビューの後半ではビットコインの今後に関する大胆な予測を述べている。
ルンド氏によると、今年の大晦日までにビットコインが500ドル(55.3万円)に到達すると予言。しかし、その先にはさらなる飛躍が待っていると考えているようだ。
「私はビットコインがいつの日か100万ドルに到達すると考えている。この額は、ビットコインがペニーと同等の価値を持っていることを意味し、市場流入額は20兆ドルを超えることになる。」と大胆な予想をしている。
ルンド氏の理論としては、ビットコインの価格が上昇すると、銀行が関心を寄せるところから始まるという。
銀行が関心を寄せた場合、「安価での資金移転」という本質的な価値が評価されることで、トークンの有用性が上昇していくことになると考えているようだ。
現在IBMは国際送金プラットフォームの構築を計画しているが、似たような事業が軒並み評価され、仮想通貨システムの価値が向上していくことが期待される。
5000ドルや100万ドルという数字は大胆ではあるが、IBM役員が仮想通貨ならびにビットコインの将来性を大きく評価しているというのは特筆すべき事実である。