
ドバイに本拠を置くの取引所「RightBTC」が2月25日ネム(XEM)の取引開始を発表した。
取引ペアはビットコイン(BTC)など
暗号通貨の取引高や市場、価格などの情報をまとめているCoinMarketCapによると、RightBTCの24時間の出来高は2019年2月25日現在で1億6,100万ドル(約180億円)ほど。CoinMarketCapに載る暗号通貨取引所のランキングでは、32位となっている。日本では、あまり認知されていない取引所だが取引高では上位に位置する取引所である。
出典: RightBTC
先日、2018年12月の国内現物取扱高のうち48%を記録し、日本国内の取引所の中で最も多く現物取引が行われた取引所として発表された「bitbank(ビットバンク)」は、同ランキングで53位となっている。
RightBTCでは、NEMの他に、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)などの主要な暗号通貨の取引も可能となっており、50種類以上の暗号通貨が取り扱われている。
また「RightBTC」によると、上場したNEM(XEM)の取引ペアは、XEM/BTC、XEM/ETH、XEM/USD、XEM/ETPとなっているようだ。
世界初のスマートアセットブロックチェーンのネム(NEM)
「RightBTC」は今回発表したプレスリリースでネム(NEM)を次のように紹介している。
NEMは、世界初のスマートアセットブロックチェーン。エンタープライズ向けのパフォーマンスのため、ゼロから構築されたNEMのブロックチェーンテクノロジーは、通貨やサプライチェーン、公証、所有記録など、あらゆる種類の資産を管理するためのワールドクラスのプラットフォームを提供する。
NEMのパワーは、ブロックチェーンソリューションを記録的な速さで展開できるように、直接的で安全な開発インターフェイスを通じて公開されている。モバイルアプリを構築する場合でも、既存のビジネスインフラストラクチャにブロックチェーンを導入する場合でも、NEMのブロックチェーンは機能する。
NEMのスマートアセットシステムは、ドメインのようなネームスペースやブロックチェーン上のマルチシグネチャ制御など、優れた機能セットを使用して、誰でもNEMブロックチェーンの使用方法をカスタマイズできる。
どのアプリケーションでもNEMのシンプルなAPIを介して、これらの機能にアクセスでき、モバイルアプリやビジネスインフラストラクチャ、契約ロジック内に簡単に統合できる。NEMのパブリックブロックチェーンは、開発者向けのオープンで自己拡張的なプラットフォームを提供する。
ドバイでNEMブロックチェーンを使用したソリューションに期待
NEMを取扱う主要な取引所は画像の通り。
ドバイでは、技術的にも環境的にも先進的な都市にする方向でブロックチェーンを活用する動きがみられている。NEMのブロックチェーンは、既存のビジネスソリューションへ統合しやすいインターフェイスとなっている。ドバイでは、NEMブロックチェーンを使った新たなソリューションが誕生するのかどうか楽しみである。
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参考
・RightBTC