世界有数の資産管理・運用企業であるアライアンス・バーンスタイン(AllianceBernstein)社は、ビットコイン(BTC)の価格高騰を予測してきましたが、ここに来てさらに強気の予測に修正しました。ビットコインが100万ドル、日本円で1億6,000万円近くにまで上昇するというのです。
予測のベースはビットコイン現物ETF
バーンスタイン社のアナリストたちは、今後数年のうちにビットコインが巨大な上昇気流に乗ることを、自信を持って予測しています。次の10年の間には、1BTCあたり100万ドル(約1億5,900万円)もあり得るという極めて強気の予測です。
直近に公開された調査報告書によれば、彼らはこれまでの予測を2倍に改めて、2029年までにはビットコイン価格が50万ドル(約7,950万円)に、さらに2033年後半までには100万ドルに達するという見解を示しました。現在ビットコインは強気サイクルのすぐ手前にまで来ており、2025年半ばには20万ドル(約3,180万円)に到達するとも断言しています。
彼らの強気予測の根拠は、ビットコイン現物ETFをめぐる今後の展開にあります。既存の巨大な金融機関がビットコインETFの取り扱いを始めることで、一気に価格が上昇する可能性があり、彼らはこの先数ヶ月以内にそれが現実化すると見ています。
バーンスタイン社のアナリストであるゴータム・チュガニ(Gautam Chhugani)氏とマヒカ・サプラ(Mahika Sapra)氏は、「我々はこの第三・第四四半期に、米国内の大手証券会社と大手民間銀行が、ビットコインETFに参入すると見ている」と報告書で述べています。
ビットコインが新しいサイクルに突入する可能性
アナリストたちは過去のサイクルと比較して、4月の半減期以降実現してはいないものの、現在ビットコインが急激な価格上昇の入り口まで来ていると結論づけました。
彼らは過去の事例を挙げ、2020年夏に1万ドル(約159万円)以下で停滞していた価格が、わずか数ヶ月後に6万ドル(約954万円)を超えたパターンと、現在のポジションを比較しています。
そのうえで、「我々は新しいサイクルが半減期と同時に始まったことを偶然とは見ておらず、独特の需要と供給力学に基づくものだと確信している。そして現在我々は、その新しいサイクルの入り口に立っている」と報告書で述べています。
バーンスタイン社は前週にも、ビットコインが今後未知の高値に向かう可能性について、同様のレポートを公表しています。それに対して、ここ数日間のビットコインはかなり流動的であり、65,000ドル(約1,034万円)前後を行ったり来たりしながら、数億ドル(数百億円)規模の清算を引き起こしています。
参考
・Bitcoin to $1 Million? These Analysts Think It Gets There—Eventually
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