バイナンスがライトコインの先物開始、タイとオーストラリアの法定通貨サポートも発表

世界最大手の仮想通貨取引所であるバイナンス(Binance)が1月8日、先物取引部門であるバイナンスフューチャーズ(Binance Futures)でライトコインの先物取引を日本時間1月9日午後5時から開始することを発表した。取り扱われる取引ペアはLTC/USDTで最大75倍までのレバレッジが可能となる。

先物取引で6銘柄目となるライトコイン(LTC)

バイナンスフューチャーズは1月6日にXRP/USDT、1月7日にEOS/USDTの先物取引を開始することをバイナンスのブログ内で発表した。これらの取引はどちらも既に開始されている。今回発表されたLTC/USDTにより、先物取引は合計6銘柄の取引が可能になる。取引可能な各銘柄と最大レバレッジは次の通り。

  • BTC/USDT:最大125倍
  • ETH/USDT:最大75倍
  • BCH/USDT:最大75倍
  • XRP/USDT:最大75倍
  • EOS/USDT:最大75倍
  • LTC/USDT:最大75倍

なお市場操作を防ぐためにバイナンスは、取引開始後最初の15分間だけプラスマイナス1%範囲で価格制限を実装することを発表している。

タイバーツ・オーストラリアドルによる仮想通貨の購入開始

バイナンスは1月7日にタイの大手デジタル資産取引所であるサタンコーポレーション(Satang Corporation)との提携を発表した。8日にはオーストラリアのメルボルンとオランダのアムステルダムを拠点とした世界的な法定通貨オンランプソリューションであるバンジャ(Banxa)との提携を発表している。

これによりタイの法定通貨であるタイバーツおよびオーストラリアの法定通貨であるオーストラリアドルを、バイナンスがサービス提供しているバイナンス法定通貨ゲートウェイで使うことが可能となった。ビットコインやバイナンスの独自通貨であるバイナンスコインなどを購入することができる。

これらの提携についてバイナンスのジャオ・チャンポン(Changpeng Zhao:通称CZ)最高経営責任者(CEO)は、「法定通貨と仮想通貨は今後も共存すると私たちは信じている。世界で供給されているお金の99.9%以上は未だに法定通貨であり、私たちは仮想通貨への流れを容易にするための橋の建設を続ける必要がある。2020年には、180の法定通貨をサポートを目指している」と語っている。

参考
Binance Futures Will Launch LTC/USDT Perpetual Contract With Up to 75x Leverage
Binance Adds GBP Faster Payments Service and Australian Dollar On-Ramp With Global Fiat Solution Banxa

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文:かにたま

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