ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)がMMD研究所と共同で、2019年12月13日(金)~12月22日(日)に日本在住の20歳~69歳の男女50,000人を対象とした「【第1弾】2020年キャッシュレス・消費者還元事業における利用者実態調査」を実施しました。
日常的なキャッシュレス決済の利用が増加
「2020年キャッシュレス・消費者還元事業における利用者実態調査」では、2019年10月の増税に伴い開始された「キャッシュレス・消費者還元事業」の影響、キャッシュレス決済の利用実態、キャッシュレス社会に消費者が求めるものなどを明らかにしたものです。
本調査の第1弾として、キャッシュレス・消費者還元事業の認知及び理解、キャッシュレス決済の利用種別や利用場所などの実態が発表されました。
「キャッシュレス・消費者還元事業」に対して「知っており、内容をやや理解している(38.9%)」「知っており、内容をよく理解している(21.3%)」「知っているが、内容をあまり理解していない(22.6%)」「知っているが、内容を全く理解していない(7.2%)」といった回答率となり、9割近くが「キャッシュレス・消費者還元事業」を認知、そのうち60.2%が内容を理解しているという結果になりました。
「キャッシュレス・消費者還元事業」を知るきっかけは「ニュースや情報のTV番組(34.6%)」「TVCM(14.8%)」とテレビで知った割合が半数を占め、「店頭や街なか(11.6%)」、「新聞(9.5%)」「インターネットニュース(5.2%)」も含まれていました。
また、39.3%が「キャッシュレス・消費者還元事業」開始以前と比べて「キャッシュレス決済で支払うことが増えた」と回答。
「キャッシュレス・消費者還元事業」開始前後のいずれも、利用したことあるキャッシュレス決済の最多はクレジットカードでした。なおQRコード決済とスマホ非接触決済は、開始前より利用率が増加しています。
キャッシュレス決済の利用場所では「コンビニエンスストア(41.5%)」が最多となり、続いて「スーパーマーケット(33.1%)」「ドラッグストア(26.5%)」といった回答もみられました。
このことから「キャッシュレス・消費者還元事業」の開始により、主に日用品の購入で日常的にキャッシュレス決済を利用する人が増えていることがうかがえます。
「キャッシュレス決済」と聞いて1番に思い浮かぶ決済方法として「クレジットカード(50.2%)」が最多となり、続いて「QRコード決済(27.9%)」「カード型電子マネー(11.6%)」といった結果になりました。
日本国内におけるキャッシュレス決済の普及について「とても進んでいると思う(7.8%)」「やや進んでいると思う(41.1%)」と肯定的な回答が48.9%集まりました。
また、キャッシュレス化の期待に関して「とてもそう思う(16.5%)」「ややそう思う(38.4%)」と肯定的な回答が54.9%となっています。
「【第1弾】2020年キャッシュレス・消費者還元事業と利用に関する調査」概要
・調査期間:2019年12月13日~12月22日
・有効回答:50,000人
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:20歳から69歳の男女
・設問数 :10問
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