
イーサリアム(ETH)アップデート延期で価格下落 今後も下目線
仮想通貨イーサリアム(ETH)の価格は、16日20時125ドル(13,598円)だ。前日同時刻129.5ドル(14,087円)と比較すると3.4%の下落となっている。
イーサリアム(ETH)は明日17日からコンスタンティノープルによるイーサリアムの大幅アップデートが予定されていた。そのせいもあり相場には期待が広がっていたが、日本時間16日「コンスタンティノープルの延期」が発表された。
このアップデート延期はイーサリアムだけでなく、仮想通貨市場全体に悪影響を与えた可能性が高い。
イーサリアムはここまで仮想通貨市場全体の価格変動を先導してきたイメージがある。そのイーサリアムに悪材料が出てしまったのが、痛手となってしまった。
なかでもやはりイーサリアムは下落幅大きく、今朝5時頃には一時119.2ドル(12,967円)をマークしている。
コンスタンティノープル延期の原因は以下で詳しく解説している。
イーサリアム大型アップデート「コンスタンティノープル」の延期が16日6時45分に発表された。主な原因としてはリエントラント攻撃への脆弱性があげられており、課題解決が急がれている。

(出典:Trading View)
悪材料が出ていることも含めて、イーサリアムは今後も弱気相場が続くと考えている。
現在は下落から反発しているものの、長いひげをつけて上昇に対しても反発していることも下目線の材料の一つだ。
今後の展開としてはこの黒ライン(126ドル付近)を割って再度下落していく可能性が高いと考えている。ここを明確に割れたときには、まず紫ライン(120ドル付近)を目指して下落して行くであろう。もし紫ラインを割れば次は水色ライン(116ドル付近)がターゲットになるであろう。
逆に上昇の可能性もある。この黒のライン割ることなく推移することができれば、オレンジライン(134ドル付近)まで上昇する可能性が出てくる。そこもブレイクしていくことができれば、短期的に上昇トレンドになる可能性がある。
テクニカル的にもファンダメンタル的にもイーサリアムは今後も下落トレンドが続く可能性が高い。