ビットコイン投資信託がトロント証券取引所に上場
カナダ初となるビットコイン(BTC)投資信託が、9日にトロント証券取引所に上場した。
BTC投資信託を運用するのは資産運用企業3iQ社、クローズドエンド型のBTCに投資ができる金融商品を提供する。利益は米ドルに換算した日々のBTC価格変動に基づく。
上場取引型金融商品(ETP)と同様の仕組みで提供されるため、現物の購入ができない、または購入を望まない投資家もビットコインを自身の金融ポートフォリオに入れることが可能になる。
価格のベンチマークには、VanEck社の子会社であるドイツの「MV Index Solutions(MVIS)」と仮想通貨リサーチ企業CryptoCompareのインデックスを活用する。
ファンドは、多くの投資家を対象としたAクラスと、機関投資家向けのFクラスに分かれるが、トロント証券取引所に上場するのはAクラス。500万口からなり、価格は1口10ドル(約1100円)で取引される予定だ。
同社は、昨年11月に、「The Bitcoin Fund」という規制に準拠したBTCの投資信託を提供するため、当局に目論見書を提出したことを発表していた。