パナソニック、寝言やおならもする「弱い」ロボット。クラウドファンディング開始

パナソニック アプライアンス社が2021年2月16日(火)、クラウドファンディングサイト「Makuake」においてロボット「NICOBO(ニコボ)」のクラウドファンディングを開始した。

「弱い」仕草が愛らしい同居人のようなロボット

「NICOBO」は寝言を発する、おならをするといった、人が思わず笑顔になる「弱いロボット」と位置付けられた同居人のようなロボット。

自ら移動はできないが、しっぽを降る、体を動かす、瞬きをする、きょろきょろするといった、ユーザーがお世話をしたくなるような仕草でコミュニケーションをとる。

言葉は「モコ!」「モコモン!」などの自分の感情を表現する「モコ語」を話すが、少しずつ言葉を発し始めたり、一緒に過ごしていると「あのね、えーとね」など、⼈間が関わりたくなるような「弱いコトバ」をかけてくることも。

「NICOBO」は、従来の高機能・高性能による「便利さの追求」から一線を画し、「心の豊かさ」という価値提供を模索する社員提案のプロジェクトの中から誕生。

豊橋技術科学大学の岡田美智男研究室が提唱している「弱いロボット」に着目しており、苦手なことや不完全なところを隠さず、弱さを適度に開示することで周りにいる人の「優しさや思いやり」をうまく引き出すという「弱いロボット」の思想をもとに作られた。

Makuake「NICOBO」プロジェクトページ

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