ブロックチェーンのインフラを支えるバリデータは、ブロックの生成や検証など私たちユーザーが安心して暗号資産を使ったり、DeFi(分散型金融)、NFTの取引ができるように日々ネットワークを安全に保ってくれています。今回はそんなバリデータサービスを運営する「ステークフィッシュ(stakefish)」とその関連会社のF2Poolの1年間の取り組みについて振り返ります。
分散化への取り組み
ETH2.0におけるバリデータの責任
アメリカのデンバーで行われたETHDenverカンファレンスからイーサリアム2.0のバリデータについて、分散していること、それが可視化されていることの重要性、これについてバリデータは何ができるのかという話をしていました。
分散化とセキュリティは、イーサリアム2.0の信頼と透明性のために切り離せない重要な要素です。ノード数やエコシステムが分散していることにより、DeFi(分散型金融)のトレーダーなどが信頼してシステムを使うことができます。ただし全員が「誰かがモニタリングしているから大丈夫だろう」と他人任せにしてしまうと、後から全員で代償を払うことになります。どういう情報が可視化されるべきなのかなどについて考えてみたい方は関連記事を読んでみてください。
バリデータ間の連携
バリデータ達はステーク量上位を争うライバル同士でもありますが、ネットワークで問題が起きた場合は迅速に連携して復旧作業を行う仲間でもあります。
ブロックチェーンのセキュリティを担う重要なプレイヤー同士で集まり、情報交換するプロトコルスペシャリストの会が今年2回ほど行われていたようで、1回目はニューヨークで、2回目はポルトガルで開催されstakefishも中心的な役割を担っています。
Tezos Africaの分散化支援
Tezosアフリカのバリデータとオンライン会議を開催し、インフラやビジネス、ガバナンスにまたがるトピックについての知見を共有しました。セミナーと公開Q&Aイベントは、戦略的な地理的分散化の取り組みを世界的に促進・支援するstakefishの継続的な取り組みの一環です。
Tezosアフリカベーカーコミュニティのメンバーには、カメルーンとコートジボワール、ガーナ、ナイジェリア、チュニジア、セネガルのTezosチャプターが含まれています。
Cosmosエコシステムの支援
stakefishではグラントフィッシュ(grant.fish)というCosmosのエコシステムを支援できるバリデータサービス提供しています。デリゲートしたATOMトークンの報酬は全てCosmosのエコシステム支援に使われるサービスです。
また、リスボンで開催されたコスモスカンファレンスでも、stakefishのHwang氏が登壇しています。
Solanaエコシステムでの活動
11月7日から10日の間に開かれたソラナのカンファレンスでは、サイドイベントとしてソラナの分散ネットワークに貢献するプレイヤーによるパネルディスカッションが催されました。
ディスカッションの内容は下記からご覧いただけます。
環境問題への取り組み
stakefishの関連会社であるマイニング大手のF2Poolは、8周年記念のお祝いと同時にNFTをオークションにかけ、売上の半分をカーボンクレジット購入に充てることを発表。
NFTアート作品はNFTマーケットプラットフォームのスーパーレア(SuperRare)で8日間オークションにかけられました。今回の販売は合計88ETHで終了し、売上の半分はアーティストへ、残りの半分はFカーボンクレジットの購入に充てられました。
カーボンクレジットの購入だけでは問題の解決にならないため、F2poolはワーキンググループも発足させています。ビットコインは今や世界でもメジャーな資産ですが、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)によってネットワークが維持されているためマイナーが大量の電力を消費します。マイナーが進んで再生可能エネルギーを使用すればよいのですが、強制することは困難です。この問題について、F2Poolは今回のNFTの取組みに加えてワーキンググループを発足させており、再生可能エネルギーの利用を促すインセンティブ作りについて議論が交わされています。
ステーキングをもっと身近に
0.1ETHからでもステーキング可能に
ステークフィッシュ(stakefish)がこのほど、0.1ETHからでもステーキングに参加できるサービスをローンチすると発表しました。
現在テストネット版が提供されており、試験利用(テストネットのコインを使うのでリスクもコストもなし)に参加するとPOAPのNFTがもらえるキャンペーン中です。
ステークフィッシュ(stakefish)、テスト版のプロダクトテストを実施中
Sandbox上のリゾートハブ
メタバースのSandbox上にステークフィッシュのリゾート空間を構築中で、遊びにいくことができるようになっています。詳しくはこちらから!
The @stakefish Beach Resort Hub in @TheSandboxGame is live!
Incredible work from our partners @polygonalmind on bringing this to life.
We're featured in the gallery, so you can't miss us. Get in there and check it out, #fishfam ! pic.twitter.com/qkk6nKi8lu
— stakefish (@stakefish) December 3, 2021
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この記事はstakefishからコンテンツ協力を得て提供しています。stakefishは暗号資産ユーザー向けのステーキングサービスを提供しています。Ethereumをはじめとした様々なノード運用の実績を元にサービスを提供しており、ユーザーは秘密鍵を渡すことなくステーキングができます。stakefishによるステーキングサービスの詳細を知りたい方は是非下記のリンクをご参照ください。
The post ステーキングのstakefish、2021年の振り返り first appeared on CoinChoice(コインチョイス).