ロシアの国家員のエネルギー委員会にの議長”Pavel Zavalny”氏はプレスカンファレンスで中国やトルコなどの親ロシア国に対し、原油や天然ガスをルーブル、ゴールドまたはビットコインなどの仮想通貨での売買を提案した。
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ロシア ビットコインなどでの原油取引提案
EUの欧州委員会は2022年末までにロシアからの天然ガス輸入を3分の2に減少させるという計画や、米国が原油や天然ガス、さらには石炭の輸入を禁止するなどの経済制裁を強化していることにより、ロシアは苦境に陥っている。
一方でロシアのYugra連邦議会から出馬した国家員のエネルギー委員会にの議長”Pavel Zavalny”氏は、ビットコインなどの仮想通貨を利用した中国やトルコとの原油、天然ガス取引を提案。
Zavalny氏によると
「もし親ロシアで経済制裁の対象国ではない中国やトルコがロシアの原油や天然ガスを購入したいならばゴールドでの取引をしてもいい。また中国にはロシアルーブルか人民元での取引を前から提案しており、ビットコインのような仮想通貨での取引をしてもいいだろう。」
とRossiya Segodnyaで行われたプレスカンファレンスで述べている。
非友好国とはロシアルーブルで取引
またZavalny氏はウラジミール・プーチン大統領の原油や天然ガスの支払いを非友好国からロシアルーブルゾーンへ移すという提案を支持するとし
「非友好国に天然ガスや原油、さらにはレアメタルなどの資源をドルなどの換金できない通貨で取引する意味があるのか?という疑問が生じる」
と述べている。
プーチン大統領は非友好国との取引はロシアルーブル建てに移行するとしており、理由として米国とEUの経済制裁によるものだという。
中国はビットコインを禁止
一方で中国は2016年までは仮想通貨大国であり、世界のビットコイン取引の90%を締めていたものの2017年から中央銀行に当たるPBoCがICOや仮想通貨の売買を取締を開始。さらに2020~21年にかけてマイニングやこれらの禁止を回避するOTC取引などをより厳しく取締、事実上の仮想通貨禁止国となっている。
一方で政府が発行するフィアット建ての仮想通貨”CBDC”に中国だけでなく各国が力を入れており、ボラティリティの大きなビットコインの取引より特定国家間でのCBDC導入のほうが現実的だと言えるだろう。
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