
乗り換え案内サービス「Citymapper(シティマッパー)」などを提供するイギリスのCitymapperが新サービス「Citymapper Pass」を発表しました。
定額制のMaaS型サービスが登場
What if an app and a card gave you access to everything? https://t.co/e0N9bNcRKV
— Citymapper (@Citymapper) 2019年2月20日
Citymapperではロンドン、ニューヨーク、東京など33の主要都市の乗換案内、タクシー配車の「Citymapper Ride」などモビリティサービスを提供しています。
今回発表した「Citymapper Pass」は、Citymapperと提携するロンドンの電車、地下鉄、バス、タクシー、自転車などの公共交通機関が定額制で乗り放題となるサービスとなっています。
週30ポンド(4,442円)でロンドン交通局のゾーン1・2のエリア内で運行する電車・地下鉄・バスが乗り放題に、週40ポンド(5,923円)で「Citymapper Ride」や自転車が乗り放題になるといった2つのプランが用意されています。
「Citymapper Pass」は非接触カードとなっておりタッチ決済が可能なほか、ゆくゆくはスマートフォンからApple PayのようなNFC決済も可能になるとみられています。
「Citymapper Pass」には注文が殺到し、3月分の受付は終了しているとのこと。現在4月以降分の受付を行なっています。
近年、「Citymapper Pass」のようなMaaS(マイカー以外のすべての交通手段を1つのサービス内で提供・利用すること)型のサービスは世界中で拡大してきています。
トヨタとソフトバンクの共同企業モネ・テクノロジーズは車内で仕事や食事などが可能な「オンデマンド通勤シャトル」の実証実験を開始したほか、BMWとダイムラーはモビリティサービスに10億ユーロ(約1,255億円)以上投資し、5つの新会社をドイツ・ベルリンに設立するとしています。
物を所持せずにレンタル・シェアする傾向が強くなる中、MaaS型のサービスは今後ニーズがより高まっていくことでしょう。
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