ビットコインATMで何ができるの?

あなたは今、こう考えていませんか?確かにビットコインは仮想の通貨ですし、実際に引き出すことはできないので、何ができるのか気になると思います。

しかし、なんとビットコインATMではビットコインの売買や日本円を引き出すこともできるのです!

この記事ではビットコインATMの設置場所やできること、使うメリット、またデメリットなども全て解説しているので、実際に使う場面になっても困ることがありません


ビットコインATMとは 

ATMと聞くと一般的には、お金を引き出したり預け入れたりする、というイメージがあるかと思いますが、ビットコインATMはそういったATMとは少し違います。

日本円でビットコインを購入したり、ビットコインを売却して日本円を得たりするATMです。

ビットコインを現金で購入する

後ほど詳しく説明していきますがビットコインATMでは、日本円でビットコインを購入することができます。購入する額をATMに入れ、自分が持っているウォレットをATMに反応させることで購入額分のビットコインをウォレットに反映させます。

ウォレットとは仮想通貨の「財布」であり、仮想通貨の保管ができ他のウォレットに送金したりすることができるものです。

もちろん、ビットコインを購入する方法はビットコインATMを使うだけでなく、仮想通貨取引所仮想通貨販売所を使った購入方法もあります。

 仮想通貨取引所や販売所での購入方法が気になる方は、詳しくまとめたこちらの記事をご覧ください!

仮想通貨を買ってみたいけど購入方法がわからない、難しい。そんな悩みを抱えている方に、仮想通貨の購入方法はもちろん、初心者が知っておくと便利な取引所の情報やリスクまでわかりやすく解説します。

 

ビットコインを売却し、引き出す 

また、ビットコインATMではビットコインを売却し、日本円に換金して引き出すこともできます。

こちらも先ほどの現金を購入する時と同様に、売却を選択しウォレットをATMに反応させてビットコインを送金し、日本円を手に入れます。


ビットコインATMを使うメリット

ビットコインATMを使うメリットまとめ

  • 現金化が簡単
  • 24時間365日使える

 

現金化が簡単 

ビットコインATMを使うメリットとして、ビットコインの現金化が簡単であることがあげられます。

まず取引所でビットコインを入手するためには、登録をして取引口座を開設する必要があり、完全に取引ができるようになるまで1週間ほどかかることもあります。しかし、ビットコインATMであれば、そのような登録は必要なく、すぐに取引もできる上に、取引所の口座からビットコインを現金化する場合と比べて楽に、素早く現金を入手できます

さらに海外ではビットコインを現地の通貨として引き出せるのでその点でも便利です。両替を行う必要がなくなるので、海外でスムーズに現金を手に入れることができるようになります。

24時間365日使える

普通の銀行から入金や出金を行う場合は銀行の営業時間内しか利用できないため、不便です。ですが、ビットコインATMは一日中使えるので、刻々と変動するビットコイン相場にすぐに対応できます。


ビットコインATMを使うデメリット

ビットコインATMを使うデメリットまとめ

  • 手数料が高い
  • 設置場所が少ない

 

手数料が高い

ビットコインATMのデメリットとして、手数料が高いことがあげられます。

日本に存在しているビットコインATMでは大体手数料が取引する額の5%~10%程度かかりますので、普段取引所を利用している方からすると手数料は割高に感じられるでしょう。

取引所を利用して手数料を安く抑えたい!という方には、bitbank(ビットバンク)がおすすめです!

手数料がお得!bitbankの登録はこちら

設置場所が少ない

2018年11月現在では、日本のビットコインATMは9個しかありません。さらにそのうちの半分が東京都にあるため、近くに住んでいないとなかなか利用できないという現実があります。


ビットコインATMの設置場所

日本のビットコインATM

2018年11月現在、日本にはビットコインATMが9か所あります。実は以前はもっとビットコインATMがあったのですが、2017年10月に資金決済法の改正が行われました。これにより政府から認可を受けた仮想通貨交換業者でないと仮想通貨の取引ができなくなってしまったのです。

ここからは、この条件をクリアしたビットコインATMを紹介していきます。

日本でビットコインATMが多いのはやはり東京で、都内に4つあります。the SNACKという銀座にあるコワーキングカフェがビットコインATMの設置場所として有名でしたが、2018年10月31日に閉店してしまいました。


また、FUTURE EXCHANGE JAPANはビットコインATMを買い専門と売り専門の2つ設置しています。現在はビットコインの使用を一時とりやめています。

そして、東京にあるGenesis Blockというところでも、ビットコインATMを扱っていますが、現在は取引を一時停止しているようです。

以下の表に、日本のビットコインATMの設置場所をまとめたので、是非参考にしてみてください。


名前設置場所
World Star Cafe東京都港区六本木5-1-3ゴトビルB1F
Fujicrypto Office東京都港区麻布十番二丁目5番2号JMNビル3階
Berg and West東京都港区西麻布1丁目10−11
株式会社ビットポイントジャパン東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー36階
Agato (Galette Cafe)茨城県つくば市二の宮2-15-21
プチコロン広島県広島市中区橋本町2-19ハイライフ橋本町1F
FUTURE EXCHANGE JAPAN福岡県福岡市中央区渡辺通1丁目1番1号 サンセルコ1F
GENESIS BLOCK東京都文京区本郷3丁目43番13号3F


海外でも広がるビットコインATM 

日本以上に、海外ではビットコインATMが広がっています。ビットコインATMについての情報が載っているCoin ATM Radarによると、2018年11月現在、世界で仮想通貨のATMは3960箇所にあります。

以下のグラフからもわかる通り、年々世界でビットコインATMを含む仮想通貨ATMは増加しています。

出典:https://coinatmradar.com/

その中でも圧倒的にビットコインATMの数が多いのは、アメリカで、2300箇所を超える仮想通貨ATMがあります。

海外旅行でアメリカに行く場合は、訪れる先にビットコインATMがあるか確認してみてもよいかもしれません。

ビットコインATMの使い方

ビットコインATMでのビットコイン購入方法

事前に準備しておくもの

ビットコインATMを利用するには、ウォレットが必要です。お手持ちのスマートフォンに、ウォレットを入れておきましょう。

普段取引所の口座でビットコインを管理している場合は、自分のウォレットを作ってビットコインを送金しておく必要があります。

 ウォレットについて種類や使い方を知りたい方はこちらの記事をご覧ください!

「ウォレットを使ってみたいけど、どう使うのかが分からない」コインチェックのハッキング騒動があったから、自分の仮想通貨は安全な場所に保管したいけど、どうしたらいいか分からない。そんなあなたに朗報です。この記事を読めばウォレットの仕組み、種類、通貨別おすすめウォレットなどを短時間で知ることができます。そして、ウォレットを利用し自分の仮想通貨を安全に保管することが出来るようになります。また、セキュリティを大幅にアップさせる仮想通貨を安全に保管する4つのコツも紹介していきます!ウォレットのことをしっかりと理解し、自分の資産を安全に保管しましょう!目次そもそも仮想通貨ウォレットとは?ウォレットの種類一覧ウォレット作成のメリットウォレット作成の注意点通貨別のおすすめウォレット【セキュリティ大幅アップ】仮想通貨を安全に保管する4つのコツ!まとめそもそも仮想通貨ウォレットとは?ウォレットとは文字通り仮想通貨の「財布」であり、仮想通貨の保管ができ他のウォレットに送金したりすることができます。秘密鍵と公開鍵ウォレットとは秘密鍵と公開鍵と仮想通貨アドレスを管理するものです。秘密鍵とは約70桁の数字とアルファベットをランダムに選んだ文字列のことです。桁があまりにも大きいため他人とは絶対に被らないというのがポイント!その秘密鍵から公開鍵、そして公開鍵からアドレスが作られるのですが、秘密鍵が他人に知られてしまうと勝手に送金されてしまう可能性があるため絶対に知られてはいけません。そのためウォレットについて考える時には秘密鍵を誰が保持しているかというのが重要になります。(詳細は後ほど)コールドウォレットとホットウォレットウォレットはネットに繋がっているホットウォレットとネットに繋がっていないコールドウォレットの二つに大きく分けられます。ネットに繋がっているホットウォレットは取引を頻繁にする人にとっては便利ですが、インターネット経由でハッキングされたりウイルス感染するリスクがあります。一方ネットに繋がっていないコールドウォレットはすぐに取引は出来ないものの、ハッキングリスクはほぼ0と言えるでしょう。ウォレット比較の時の重要な視点秘密鍵を誰が持っているのかウォレットがネットに繋がっているのかどうか 

 

ビットコインATMでのビットコインの購入手順

ビットコインATMを使ってビットコインを購入する手順を説明していきます。

 1.本人確認をする(指紋認証・顔認証など)

 2.ATMのタッチパネルから『購入ボタン』を押す

 3.希望購入金額を日本円で入金する

 4.入金する

 5.スマートフォンのウォレットのQRコードをかざす

この5ステップでビットコインATMでのビットコイン購入が完了します。

ウォレットさえ持っていれば、難しい操作はありません。

ビットコインATMで日本円に換金し引き出す方法

ビットコインATMで日本円に換金し引き出す際に、事前に準備しておくものはビットコインの購入同様、ウォレットです。ビットコインを売却し、引き出す手順は以下の通りです。

  1. 本人確認をする(指紋認証・顔認証など)
  2. ATMのタッチパネルから『売却ボタン』を押す
  3. 希望売却金額を日本円で入力する
  4. ウォレットのQRコードをかざす
  5. 日本円を引き出す

この5ステップでビットコインATMでのビットコイン売却と日本円引き出しが完了します。

こちらも難解な操作はないので、簡単にビットコインを売却することができます


ビットコインATMの手数料 


Coin ATM Radarによると、先程紹介した「the SNACK」ではビットコインを購入する場合は手数料が5%、売却する場合も5%となっていました。

「World Star Cafe」では購入する場合は手数料が7%、売却する場合は2%程度となっています。

他のATMも手数料は5%〜10%程度かかるようです。

ビットコインATMであれば一律の手数料がかかるというわけではなく、それぞれのATMで手数料が異なります

仮に手数料5%とすると、1万円引き出すのに500円、10万円引き出すのに5000円かかることになってしまうため、割高に感じられるかもしれません

Coin ATM Raderから手数料のわかる店舗の手数料を下の表にまとめました。やはり、手数料は少し割高に感じる人が多いのではないでしょうか。

店舗名購入手数料売却手数料
World Star Cafe7%2%
Fujicrypto Office10%×
プチコロン7%2%

ビットコインATMについてのQ&A

ビットコインATMで換金した場合、税金はかかるの?

ビットコインなどの仮想通貨を換金した場合、手数料がかかるだけではなく換金した時点での利益に対する税金もかかります

この税金は所得税の雑所得にあたり、給料以外に年間20万円以上の収入があった場合には確定申告を行わなければなりません。 もちろん、換金したときに利益が出ていない場合は、税金はかかりません。

この利益にはビットコインで決済を行った場合も対象となり、ビットコインを購入した時点でのビットコイン価格と、決済を行った際のビットコイン価格差額で利益が得られた場合には税金の対象となるので、注意が必要です。

仮想通貨の税金について、もっと詳しく知りたい!という方は、こちらの記事をご覧ください。

 

仮想通貨に税金がどのくらいかかるか理解していないと、知らないうちに損をしているかもしれません!この記事では、たくさんの例を用いながら税金のかかる条件や計算方法、さらに税金対策まで紹介しているので、誰でも簡単にイメージしながら理解できます!

 ATM事業に対する会社やメーカーの反応は?

日本のビットコインATM設置は世界と比べると遅れています。しかし2017年5月に日本の大手電機機器メーカーOKI(沖電気工業)が海外でのビットコインATM事業に参入しました。

この会社は情報通信の分野では、社会インフラを支えながら、IoTをチェンジドライバーに新規事業を創出している会社です。

ビットコインATMが普及しているアメリカではなく、ビットコイン取引の多くを占めている中国や、新興国をOKIは主要なターゲットとしています。今後日本のメーカーが国内または海外でどのような実績をあげるか注目です。


ビットコインATMまとめ

いかがでしたか?ここまでビットコインATMについて解説してきました。

世界で仮想通貨のATMが増え続けている流れに乗って、日本でもこれからビットコインATMが増えていく可能性はあります。

それでもこの記事を読んだ方は、迷わず使うことが出来るはずです!

みなさんがビットコインATMについて少しでも理解する手助けになっていれば幸いです。

おすすめの記事