仮想通貨市場は重要サポートラインを守りきれるか
主要仮想通貨は一時的な上昇もつかの間、再度重要ラインを割り込んでの下落に転換しようとしている。
そのため、各通貨の重要ライン付近の値動きに注目が集まる相場となっている。
ビットコイン(BTC)
ビットコイン(BTC)の9日午前4時時時点での価格は431,203円。前日同時刻価格の430,960円からほぼ変化はない。
ビットコインの価格は5日深夜に最大で2万4千円幅の上昇を果たし、3日に発生した下落以前の価格水準(42.5万円(⑥)以上)に復帰した。
その後は上値を青い中期の上昇トレンドライン(③)に抑えられながらもオレンジの短期上昇トレンドライン(⑤)をサポートとして上昇していた。
しかし、7日以降は紫の短期下落トレンドライン(②)に上値を抑えられつつ、42.8万円ライン(④)付近を下端としての横ばい推移が続いている。
今後は42.8万円ライン(④)を割り込んでの下落があるかどうかが注目されることになるだろう。
ビットコイン(BTC)の9日午前4時時時点での価格は431,203円。前日同時刻価格の430,960円からほぼ変化はない。
リップル(XRP)
リップル(XRP)の9日4時時点での価格は0.318ドル(35.3円)。前日同時刻比で-1.2%の下落となった。
リップルは5日に大幅に上昇し0.326ドル(36.2円、③)の高値をつけると、その後一時反落するもオレンジの短期上昇トレンドライン(④)に沿って上昇していた。
しかし、強い抵抗帯となっている黒い長期のトレンドライン(②)や0.331ドル(37.1円)ライン(①)が意識されてか上昇は続かず、0.317ドル(35.5円)ライン(⑤)付近まで下落した。
現在は0.317ドル(35.5円)ライン(⑤)付近から上昇を図っている。
今後、上昇直後の高値である0.326ドル(36.2円、③)付近まで上昇した後反落し、そのまま0.317ドル(35.5円)ライン(⑤)を割り込むという三尊形成のシナリオが想定される。
その場合、青い0.305ドル(34.1円)ライン(⑦)付近まで下落する可能性が高く、注意が必要だ。
イーサリアム(ETH)
イーサリアム(ETH)の9日5時時点の価格は141.61ドル(15,732円)。前日同時刻価格比で+0.7%の増加となった。
一時は紫の126ドル(14,100円)ライン(⑥)ライン付近まで下落していたイーサリアムの価格だが、5日に大きくその価格は上昇した。
その後水色の短期上昇トレンドラインA(⑤)および青色の短期上昇トレンドラインB(④)が意識されながら上昇。
しかし7日以降はオレンジの短期下落トレンドライン(②)に上値を抑えられ、ピンクの138ドル(15,600円)ライン(③)を安値としての推移が続いていた。
現在はそのオレンジのラインを上に抜け、黒い145ドル(16,000円)ライン(①)を目指して上昇している。
今後意識されうるのは、黒い145ドル(16,000円)ライン(①)およびピンクの138ドル(15,600円)ライン(③)付近の値動きだろう。