ツイッターのCEOが毎週100万円相当のビットコイン(BTC)を購入する理由とは?

ツイッター(Twitter)社の共同創業者兼最高経営責任者(CEO)であるジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏が、毎週1万ドル(約110万円)を投じてビットコイン(BTC)を購入しているというニュースが話題になっています。

ドーシー氏は2019年3月初旬、ポッドキャストの「Tales from the Crypt」でビットコインへの投資を告白、18年1月から始まった下落相場にもかかわらず、ビットコインの将来的可能性に確信を持っています。同氏は18年3月には10年後を予測して、ビットコインがインターネットで購入できる唯一の通貨になるだろうとさえ予言しました。

毎週1万ドルのビットコイン(BTC)購入は将来唯一の通貨との信念から

米国の独立系格付機関ワイスレーティング(Weiss Ratings)を含めて、仮想通貨支持者は概して、ビットコインの将来にそれほど楽観的ではありません。コインマーケットキャップ(CoinMarketCap)のデータによると、ビットコインの市場シェアは現在、約2,100種の仮想通貨の中の時価総額で50.79%を占めて断然トップで、健全な状態にあると言えます。

しかし最近では、ビットコインは当面のポジションで凍結状態にあり、将来これが限界点になりかねません。そうなるとインターネット上の唯一の通貨としてのビットコインはその目標の実現が難しい可能性が生じます。

ドーシー氏はポッドキャストに出演した際、毎週25ドルに限定してビットコインを購入して仮想通貨の普及を目指す「Stacking Sat Saturday」キャンペーンについてコメントして、「私も参加したいが、送金アプリのCash Appで毎週1万ドルの上限を超えてしまっている。これ以上買えない」と告白しました。

サトシ・ナカモトのホワイトペーパーに夢中

ドーシー氏は2月、所有している仮想通貨はビットコイン(BTC)だけだと告白しました。ビットコインの魅力を聞かれた同氏は、ビットコインが唯一世界で通用する通貨であると指摘しました。同氏がビットコインの将来を確信する気持ちは固いようです。

ドーシー氏はポッドキャストで、ビットコインに夢中になった理由を明かしています。同氏は、暗号技術の利用を促進させるサイファーパンク(cypherpunk)のメールリストに入っていることを明らかにして、ビットコインの発明者サトシ・ナカモトのホワイトペーパーに魅せられたことを「読んでみたまえ、何と素晴らしいい思考ではないか。それは過去20年のコンピューターサイエンスの中で、最も重要な研究成果である」と表現しています。

仮想通貨による決済の最前線にいたい

ドーシー氏は過去に、次のようにツイートしています。

「ビットコインを貯めて、街を歩き、1杯のコーヒーをビットコインで支払うことができるかどうか考えてみた。次の週に、私は実際にそれを使ってコーヒーを購入したが、実に爽快だった」

ドーシー氏はこの経験から、ビットコインを使って物を買うことに極めて多くの可能性のあることを悟ったと述べています。同時に、インターネットがいつの日か固有の通貨を持つことになるが、それは恐らくビットコインだろうと述べて、「それほど刺激的で興奮する存在をほかには思いつかない」と言い切っています。

ドーシー氏がビットコインを買いだめしている理由は、仮想通貨決済の動きの最前線にいたいためだと言います。ドーシー氏は「私や社員に起ころうとしていることを座視したくない。実現するよう手助けしたい。だから極めて興味あるビットコインや仮想通貨にのめり込み、夢中になっている」と語っています。

ここまで夢中になれれば、むしろ爽やかに感じられるのではないでしょうか?

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

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参考
Tales from the Crypt
CRYPTOVEST

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