香港のWeb3ゲーム企業であるアニモカ・ブランズ(Animoca Brands)は1月23日、オーストラリアと東南アジアのゲーム会社であるアイキャンディ(iCandy Interactive Limited)がWeb3ゲーム「スネーキーキャット(Snaky Cat)」のリリースしたことをを発表した。アニモカ・ブランズは、アイキャンディのイニシアティブの戦略的パートナーであり、スネーキーキャットのWeb3コンポーネントの特定のコア部分の設計と実装に貢献しているという。

プレイ&アーンを導入するように設計

スネーキーキャットは、アイキャンディの子会社スタジオであるアプスプロア(Appxplore)によって開発されたものだ。同スタジオは、マレーシアのモバイルゲーム開発会社で、グーグルプレイ(Google Play)の年間ベストゲーム賞などに選ばれたこともある。

スネーキーキャットは、アメリカの仮想通貨取引所であるコインベース(Coinbase)がインキュベートするイーサリアムのレイヤー2のチェーン「ベースチェーン(Base chain)」上で構築されている。ゲームは、プレイヤーが蛇のような体を持つユニークな猫を操作し、食べ物を食べてさらに長く成長させていくというもの。さらに、このゲームには、「プレイ&アーン(Play&Earn:遊んで稼ぐ)」を導入するように設計されており、プレイヤーはタワートークン(TOWER)建ての仮想通貨の賞金プールに参加することができる。

タワートークンは、複数のゲームにまたがって使用されているエコシステムのガバナンスおよびユーティリティトークンだ。このトークンは、今回の発表時点では、アニモカ・ブランズが関わっているクレイジーキングス(Crazy Kings)、クレイジーディフェンスヒーローズ(Crazy Defense Heroes)、カオスキングダム(Chaos Kingdoms)、スネーキーキャットに使用されている。

Web3がゲームの世界にもたらす有益性を固く信じている

アニモカ・ブランズのヤット・シウ(Yat Siu)共同設立者兼エグゼクティブ・チェアマンは、 「当社のポートフォリオ会社であるアイキャンディによるスネーキーキャットは、既存のトークンに機能性と実用性を追加し、既存のコミュニティを活用している。私たちは、ベース上でのスネーキーキャットの立ち上げに貢献できたことを誇りに思う。これは、ベースチェーンの経済効率によって大いに促進された、一般への普及に向けた業界の新たな一歩だ」と話している。

また、アイキャンディグループのキン・ワイ・ラウ(Kin Wai Lau)会長は、「私たちは、アニモカ・ブランズとコインベースと協力してスネーキーキャットを立ち上げることができ、非常に嬉しく思う。私たちは、Web3がゲームの世界にもたらす有益性を固く信じている」と語った。

ベースのジェシー・ポラック(Jesse Pollak)氏は、「ベース上での立ち上げはエキサイティングな旅だった。ベースの目標は、より多くの人々がより簡単に、より楽しくオンチェーンを利用できるようにすることであり、オンチェーンがオンラインのやり方をどのように変えることができるかを理解することだ。スネーキーキャットのようなプロジェクトがベースを採用し、オンチェーンゲームの限界を押し広げることを嬉しく思う。これは、より包括的でつながりのあるデジタルの未来への一歩だ」とコメントしている。

参考
iCandy in strategic partnership with Animoca Brands unveils ‘Snaky Cat’ on Base, L2 incubated by Coinbase

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