仮想通貨取引は男性より女性の方が才能発揮、投資や将来予測などに優れている傾向

ブロックチェーンや仮想通貨の世界でアクティブな人は、男性の方が圧倒的に多く、女性は約5%を占めるだけという事実を知っていますか?

ビットコイン(BTC)価格予測アプリの成果率は女性58%対男性51%

どう判断するかは自由ですが、フォーブス(Forbes)誌の調査によると、ビットコイン(BTC)の価格がどうなるかの予測を含めて、女性の方がはるかに直観力に優れていることが分かっています。

その好例がゲーム感覚で仮想通貨価格を予測するアプリ「BuySellHodl」において、いつも圧倒的な確率で勝つのが女性でした。ビットコイン価格変動の予測で、女性は正しく予測した率が58%に対して、男性は同じ予測で正解率が51%にとどまりました。その理由の1つは、16%の女性が自ら仮想通貨の専門家もしくはプロだと名乗ったのに対して、男性は9%だけでした。

投資対象の仮想通貨は女性の61%がBTC、男性は48%

プロが多ければ、予測の正解率が上がって当然と思うかもしれません。そこでさらに深く立ち入って、男女の能力を比較しましょう。ある時点で「買い出動」を勧めた女性は68%いたのに対して、男性はやや懐疑的で61%にとどまりました。その差は歴然と7%あります。ちなみに2019年のビットコイン価格予測は平均8,389ドル(約93万2,000円)でした。

ビットコイン(BTC)の現在の価格

女性の過半数が投資対象にビットコイン(BTC)を選択、19年に買う仮想通貨として61%がBTCを選びました。これに対して男性は、アルトコインに目を向け、投資対象にする3つの仮想通貨としてBTCを選んだのは48%でした。女性はイーサリアム(ETH)についても期待が高く、買い予測が65%以上、ライトコイン(LTC)が64%でした。

2020年までにBTC価格が1万ドル(約110万円)以上に回復すると予測する男性は23%にとどまっていますが、女性は6%上回って29%が1万ドルを超えると考えています。仮想通貨への投資に対して我慢強いのが女性であり、そのような女性は(53%)は2025年のBTC価格は2万5,000ドル(約250万円)になると予測しています。

これらの数値が示すからといって、女性は仮想通貨への投資について、遺伝学上男性に勝るのかと言えば、そうではないでしょうが、平均的に何らかの直感力があることを示しています。

クラウドファンディングの資金調達も女性が優位

ここで紹介する代表的な女性は、米デジタル商工会議所( Chamber of Digital Commerce)の創設者兼会長のペリアンヌ・ボーリング(Perianne Boring)氏です。彼女は広くブロックチェーン分野のオピニオンリーダーと考えられており、女性会員を50対50にまで増やしたことで知られています。

もう1人、JPモルガンのブロックチェーンセンター(Blockchain Center of Excellence)の元役員アンバー・バルデ(Amber Baldet)氏もまた、ブロックチェーン・仮想通貨の世界で女性の活躍の場を広げたことで高く評価されています。同氏は18年、ブロックチェーン・スタートアップのクローバー(Clovyr)社を設立しました。

フォーブス誌の調査によると、女性は例えばキックスターター(Kickstarter)やゴー・ファンド・ミー(GoFundMe)など著名なクラウドファンディング・プラットフォームから100%の資金調達を達成するのに、男性より9%成功率が高かったことが分かりました。

ここまで女性の能力、特に直観力を見せつけられると、仮想通貨業界をけん引するため女性の進出への期待がいやが応でも高まるのではないでしょうか。

関連
仮想通貨の価格予測・格付アプリ「BuySellHODL」が人気、ゲームには賞金も
仮想通貨関連イベント出席者の約80%は男性、米国と金融業界からの参加が顕著

参考
BitcoinExchangeGuide

おすすめの記事