楽天のラクマ、取引回数トップは岐阜県 平均単価は1年で6.6%増

楽天が運営するフリマアプリ「ラクマ」が「フリル」との統合から1年が経過したことを受け、統合前と比較し変化した「ラクマ」の利用実態を公開しました。

統合後は「LOUIS VUITTON」が人気ブランドに


2018年2月、「ラクマ」と「フリル」は統合され新サービスの展開をスタートしました。
2018年6月にはカスタマーサポート拠点を新設し、7月に売上金を「楽天ペイ」で使える「楽天キャッシュ」にチャージできる新機能を提供開始。10月には「ラクマ」のダウンロード数が1,500万を突破しました。

以下、プレスリリースより引用。

新規登録者数の男女比が、統合後に逆転。男性が5割を上回る

旧「ラクマ」と「フリル」が統合し両サービスの強みを融合したことで、より多くの利用者が集まりました。2019年2月単月の新規登録者数の男性比率は、統合前の40.7%から9.7ポイント増加し50.4%となり、女性比率を上回りました。
また、統合後の2018年には6月にカスタマーサポート拠点を新設し、7月に売上金を「楽天キャッシュ」(注)にチャージできる新機能を提供開始、10月には1,500万ダウンロードを突破するなど、サービスの拡大を続けています。

人気ブランドランキングは、「エンタメ」ブランドが台頭

「ラクマ」で取引されているアイテムのブランドを調査したところ、統合前は1位が「CHANEL」、2位が「UNIQLO」、3位が「Apple」でしたが、統合後は1位が「LOUIS VUITTON」、2位が「NIKE」、3位が「CHANEL」という結果になりました。上位20ブランドでは、エンタメ/その他ブランドが統合前は3ブランドでしたが、統合後は7ブランドになり、ファッション以外のカテゴリーが大幅に増加しました。
また、上位10ブランドでは、メンズブランド(※)が統合前は2ブランドでしたが、統合後は4ブランドに増加しました。これは、前述したように男性ユーザーの増加が要因であると考えられます。

※メンズブランド:取引したユーザーの男女比から、男性の利用が多かったブランド

メンズ、スマホ・家電カテゴリーのシェアが増加、幅広く取引が行われるように

統合前後のカテゴリー別取引額のシェアを比較したところ、メンズカテゴリーのシェアは統合後に5.1ポイントも増加したことがわかりました。また、スマホ・家電カテゴリーのシェアも統合後に2.4ポイント増加しています。このように、統合前はレディースカテゴリーのシェアが3割を超えていましたが、統合後は様々なカテゴリーでシェアが拡大し、偏りがなく幅広いカテゴリーで取引が行われるようになりました。

男性ユーザーが取引するカテゴリーの拡大により、平均単価が6.6%上昇

統合前後で取引額が特に増加したアイテムを調査したところ、「自動車・バイク部品」が5倍増、「楽器」が2.7倍増、「スポーツ・アウトドア」が3倍増という結果になりました。

上記アイテムの取引額の増加と「メンズ」「エンタメ」ブランドの人気上昇など、男性ユーザーが取引するカテゴリーの拡大により、ラクマ全体の平均取引単価が上昇しています。統合前後の平均取引単価を調査したところ、統合後は統合前と比べて6.6%高くなったことがわかりました。

都道府県別 平均取引回数は岐阜県が1位、平均販売単価は富山県が1位に

ラクマユーザーの取引実績を基に都道府県別の一人当たりの平均取引回数を調査したところ、1位が岐阜県、2位が京都府、3位が和歌山県という結果になりました。このランキングでは、大都市近郊の都道府県が10位以内に多くランクインしました。
また、販売単価では、1位が富山県、2位が東京都、3位が宮崎県となりました。このランキングの10位以内では、大都市に加えて地方都市が多くランクインしました。


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