米国証券取引委員会(SEC)は日本時間2025年4月10日付けでナスダック(NASDAQ)とCboeが申請していたブラックロックやフィデリティなどの現物型イーサリアムETF(上場投資信託)におけるオプション取引を承認した。このイーサリアムETFのオプション取引の審査期間は今日が最終デッドラインとなっており、ソラナETFやリップルETFが実現していたことから承認される可能性は高かったと言える。

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米SEC、現物型イーサリアムETFのオプション取引を承認

米国証券取引委員会(SEC)はナスダックとCboeが申請していた現物型イーサリアムETF(上場投資信託)におけるオプション取引を審査期限最終日に承認したことを発表。

今回承認されたのは

ブラックロック:iシェアーズ・イーサリアム・トラスト($ETHA)

フィデリティ:フィデリティ・イーサリアム・ファンド($FETH)

ビットワイズ:ビットワイズ・イーサリアムETF($ETHW)

の3つであり、現物ETHを運用するイーサリアムETFが対象となる。

ブラックロックとフィデリティは2つのイーサリアムETFで米イーサリアムETF市場の過半数を占める非常に大きな運用となっており、機関投資家や大口投資家はオプション取引を活用することでETHのヘッジなどより高度な投資戦略をすることが可能となる。

 

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4種類の仮想通貨上場投資信託が実現

仮想通貨推進派のトランプ政権発足後、米国ではソラナ(SOL)とリップル(XRP)の仮想通貨ETFがローンチしており、現物運用型はビットコインETFとイーサリアムETFのみとなるもののすでに4種類の仮想通貨上場投資信託が市場の取引選択肢として提供されている。

これらを考慮すると米国証券取引委員会(SEC)の仮想通貨ETFに対するスタンスは現物を運用する現物型仮想通貨ETFはCMEの先物がビットコインとイーサリアム、新規ローンチしたソラナしかないことから現状ソラナETFが視野に入っており、5つ目や6つ目の先物型仮想通貨ETFが承認される可能性が高いと考えられるだろう。

またこの変更で運用しているETHをステーキングするいわゆる「ステーキングイーサリアムETF」の承認の可能性が高まったといえ、フィデリティまでが申請していることからブラックロック待ちだと言える。

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