仮想通貨のチリーズ(Chiliz)がバイナンスチェーンとパートナーシップ締結

スポーツとエンターテイメントのプラットフォームを手がけている仮想通貨チリーズ(Chiliz)が、世界大手の仮想通貨取引所であるバイナンス(Binance)とそのコミュニティによって開発されたバイナンスチェーンと戦略的パートナーシップを提携したことを自社サイト内のニュースで発表しました。

「スポーツはブロックチェーンの可能性を伝える最適な媒体」

チリーズの目的はユーザーとブロックチェーン技術の間にある溝を埋めることです。そのためチリーズはこれまでに、フランスのサッカーリーグ所属のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain)、イタリアのユベントス(Juventus)、イングランドのウエストハム・ユナイテッドFC(WestHam United FC)とパートナーシップを結んでいます。

チリーズとモバイルアプリであるソシオスドットコム(Socios.com)のアレックス・ドレイファス(Alex Dryfus)最高経営責任者(CEO)は、「ソシオスドットコムを通じて私たちは、世界に35億人いるファンにむけてブロックチェーンを強調し、世界的なブランドが仮想通貨業界へアクセスする機会を提供していきたい」とコメントしています。

バイナンスのジャオ・チャンポン(Changpeng Zhao)最高経営責任者(CEO)兼創業者は、「スポーツはブロックチェーンの可能性と有用性を多くの人に伝えるのに最適な媒体です。バイナンスとチリーズが世界的にリードしていることを誇りに思う」と語っています。

バイナンスチェーンとの統合がもたらすもの

5月27日に韓国のソウル、5月28日にシンガポールで開催されるミートアップにバイナンスとチリーズが参加します。またこのミートアップでは、ユベントスのトマス・アリコ(TomasArico)パートナーシップ責任者と元サッカー選手のダヴィド・トレゼゲ氏とともにファンエンゲージメント及びサッカーにおけるブロックチェーン使用の重要性について議論します。

ソシオスドットコムは、$CHZを基本通貨として消費者向けにトークン化した製品です。クラブブランドのトークンを購入することでスポーツファンは、クラブ関連の投票に参加したり他では見られない特典にアクセスできるようになります。

バイナンスチェーンとの統合によりチリーズは、消費者向けの製品にブロックチェーンをシームレスに組み込みます。これによりインスタント支払い・プリペイドカード・デジタルサービスのための小額取引などのサービスを提供できるようになる予定です。

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参考
Chiliz

文:かにたま

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