キャッシュレスウィーク、ショッピングモールでの利用が最多に 現金派は交通機関 MMD研究所が調査

MMDLaboが運営するモバイル専門のマーケティングリサーチ機関「MMD研究所」が「2019年5月 キャッシュレスウィークとキャッシュレス利用に関する調査」を実施しました。

キャッシュレス派の6割近くがキャッシュレスウィークを認知

以下、プレスリリースより引用。

MMDLabo株式会社(東京都港区、代表取締役:吉本浩司)は同社が運営するMMD研究所( https://mmdlabo.jp/ )にて、20歳~69歳の男女6,388人を対象に予備調査を行い、現金を最もよく利用すると回答した442人と現金以外のキャッシュレス決済を最もよく利用すると回答した442人に対して「2019年5月 キャッシュレスウィークとキャッシュレス利用に関する調査」を実施いたしました。調査期間は2019年4月26日~5月9日。調査結果は以下の通りです。

最もよく利用される決済方法は「現金」54.2%、現金以外は45.8%。2番目の手段トップは「クレジットカード」

20歳~69歳の男女6,388人を対象に、決済方法の利用頻度を最も高いものから3番目に高いものまで聞いたところ、最もよく利用すると回答された決済方法は「現金」で54.2%、現金以外は45.8%となった。2番目の手段として最も多いのは「クレジットカード」の43.9%、3番目の手段として最も多いのは「カード型交通系電子マネー」の25.3%となった。

キャッシュレス派の現金利用最多「自動販売機」46.2%、現金派のキャッシュレス利用最多「交通費の支払い」のカード型交通系電子マネー55.0%

各決済方法の利用頻度に関する設問の回答者 (n=6,388) から、現金以外のキャッシュレス決済を最もよく利用すると選んだ回答者(n=442)と、現金を最もよく利用すると選んだ回答者(n=442)を抽出して本調査を実施した。

キャッシュレス派 (n=442) と現金派 (n=442) に対し日常生活の各場面でどの決済方法を利用するか聞いたところ (複数回答可)、キャッシュレス派において現金を利用した人の割合が最も多い場面は「自動販売機」46.2%、現金を利用した人の割合が最も少ない場面は「ガソリンスタンド」7.7%となった。また、キャッシュレス決済を利用した人の割合が最も多い場面とその決済方法は「スーパーマーケット」のクレジットカード60.4%となった。

一方、現金派において現金を利用した人の割合が最も多い場面は「スーパーマーケット」86.0%、現金を利用した人の割合が最も少ない場面は「ガソリンスタンド」30.5%となった。また、キャッシュレス決済を利用した人の割合が最も多い場面とその決済方法は「交通機関(交通費の支払い)」のカード型交通系電子マネーが55.0%となった。
なお、コードタイプのモバイル決済利用者の割合は「コンビニエンスストア」で最も高く、キャッシュレス派は26.9%、現金派は7.5%の利用率となった。

キャッシュレスウィーク、キャッシュレス派の40.5%、現金派の62.9%が認知せず 内容を理解している人はキャッシュレス派の18.8%、現金派では5.0%

キャッシュレス派 (n= 442) と現金派 (n= 442) に対し、キャッシュレスウィークについて知っているか聞いたところ、キャッシュレス派の40.5%、現金派の62.9%が「まったく聞いたことがない」と答えた。「キャッシュレスウィークの内容について知っている」と答えたのは、キャッシュレス派の18.8%、現金派の5.0%となり、両者の差が明らかになった。

キャッシュレスウィーク中のキャッシュレス利用意向、最も高いのは「クレジットカード」

キャッシュレス派 (n=442) と現金派 (n=442) に対し、キャッシュレスウィークの内容を説明した上で、キャンペーン期間中のキャッシュレス決済方法の利用意向を聞いた。
キャッシュレス派の利用意向が最も高かったのは「クレジットカード」の49.3%となり、「ポイント還元によっては利用したい」という回答が最も高かったのは「モバイル決済(スマートフォンのカメラでお店のQRコードを読み取る決済)」の33.3%となり、「利用するつもりがない」という回答が最も高かったのは「デビットカード」の54.3%となった。

現金派の利用意向が最も高かったのは、「クレジットカード」の31.9%となり、「ポイント還元によっては利用したい」という回答が最も高かったのは「カード型の非交通系電子マネーやプリペイドカード」の28.3%となった。対して、「利用するつもりがない」という回答が最も高かったのは「モバイル決済(QRコードを読み取る決済)」の71.7%であった。

キャッシュレスウィーク中、キャッシュレス利用率が最も高かった場面はキャッシュレス派が「ショッピングモール」93.6%、現金派が「交通機関」66.7%

キャッシュレス派 (n=442) と現金派 (n=442) に対し、キャッシュレスウィーク期間中の各消費場面について、最も利用頻度の割合が高かった決済方法を尋ねた。
キャッシュレスの利用の割合が最も高かった場所は、キャッシュレス派は「ショッピングモール」 (n=344) で93.6%。現金派は「交通機関」(n=315) で66.7%。
続いて、現金の利用の割合が最も高かった場所は、キャッシュレス派は「スーパーマーケット」 (n= 416) で31.0%、現金派は「自動販売機」(n=313) で87.2%となった。

2019年10月の消費増税に関するキャッシュレス決済への還元策の認知、キャッシュレスメイン利用者60.9%、現金派42.8%

最後に、キャッシュレス派 (n=442) と現金派 (n=442) に、2019年度の消費増税及びキャッシュレ決済に対する還元施策案の認知について聞いた。
キャッシュレス派で、「増税について知っている」と回答したのは全体の82.4%となり、「増税とキャッシュレス決済の還元策の両方について知っていた」と回答した人はそのうちの60.9%となった。現金派では、増税について知っていた人は68.8%で、「増税とキャッシュレス決済の還元策の両方について知っていた」と回答した人はそのうちの42.8%という結果となった。

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