センタリング

チリーズ(Chiliz)がついに上場

スポーツチームとファンを近づけることを目的としている仮想通貨チリーズ(Chiliz)が14日、マルタにある仮想通貨取引所バイナンス(Binance)の手がける分散型取引所バイナンスデックス(Binance DEX)へ上場することが決定した。ただし、上場する具体的な日時についてはまだ不明となっている。

Twitterのチリーズ公式アカウントによると、チリーズは6月7日にバイナンスデックスへの上場申請を行った。申請内容はバイナンスデックスのフォーラム上で公開されており、自由に閲覧が可能となっている。

上場申請内容について、チリーズの最高経営責任者(CEO)であるアレックス・ドレイファス(Alexandre Dreyfus)氏は、「1週間の間に90の投票、63のコメント、ほぼ5,000の意見を受け取った。私たちと私たちの計画に関する多くの情報があるので更新メッセージを読むことをお勧めします」と語っている。

またチリーズの上場に対しバイナンスCEOのジャオ・チャンポン(Zhao Changpeng)氏はTwitter上で、「チリーズでよりスパイシーになる」と述べている。

バイナンスデックス(Binance DEX)とは

バイナンスデックスは、仮想通貨取引所バイナンス主導で今年4月にローンチされた取引所である。

バイナンスが独自に発行している仮想通貨バイナンスコイン(BNB)のみが基軸通貨となっており、現在は3万以上の取引アドレスに対してエアドロップをおこなっているミスリル(MITH)など15銘柄が上場している。

またバイナンスの公式仮想通貨ウォレットであるトラストウォレット(Trust Wallet)でも、バイナンスデックスを利用できる。

着々と開発を進めるチリーズ

チリーズは地中海の島国マルタを拠点として開発を進めている。マルタはブロックチェーンアイランド宣言をしており、バイナンスや仮想通貨のランキング付けなどを行っているコインマーケットキャップなどのブロックチェーン関連企業もマルタに事務所を構えた。

チリーズのプラットフォームであるソシオスドットコム(socios.com)は、既にフランスのサッカーチームであるパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain)、イタリアのサッカーチームであるユベントス(Juventus)、イングランドのサッカーチームであるウェストハム・ユナイテッド(West Ham United)という3チームとの提携を発表している。

加えて6月10日に、アレックス・ドレイファス最高経営責任者はTwitterで、Binance DEXへの上場申請が受け入れられれば5,000万人のファンのいるチームを発表すると語った。

またソシオスドットコムは独自のアプリを開発中である。6月14日のアレックス・ドレイファス最高経営責任者のツイートによると、ソシオスドットコムのアプリがApple storeに承認されたとのことで、ローンチに向けて準備を進めているという。

【こんな記事も読まれています】
仮想通貨チリーズ(Chiliz)がポケモンGOのような新機能トークンハントを発表
仮想通貨チリーズ(Chiliz)がバイナンスチェーンとパートナーシップ締結
ビットコイン(BTC)など仮想通貨決済を導入、ヨーロッパの大手サッカークラブで

参考
Chiliz

文:かにたま

おすすめの記事